リスク管理最前線 第13回 〜流動性リスク(パート1)〜
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流動性リスク(パート1) 今回は市場リスクのトピックスから少し離れ、金融機関にとって重要な7種の代表的なリスク(戦略リスク、市場リスク、信用リスク、オペレーショナル・リスク、流動性リスク、コンプライアンスリスク、レピュテーション(風評)リスク)の一……
流動性リスク(パート1) 今回は市場リスクのトピックスから少し離れ、金融機関にとって重要な7種の代表的なリスク(戦略リスク、市場リスク、信用リスク、オペレーショナル・リスク、流動性リスク、コンプライアンスリスク、レピュテーション(風評)リスク)の一……
ソルベント・ワインドダウン(円滑な業務撤退)計画の作成 前回の自己資本充実度評価のお話しまでで金融機関における市場リスク管理手法の大枠をご紹介させていただきましたが、今回以降は市場リスク管理手法のみならず、各論的にリスク管理に関連するトピックスを随……
自己資本充実度の評価(パート2) 前回は自己資本充実度評価の法規制背景および枠組みをご紹介いたしましたが、今回は所要自己資本の構成要素について、さらに詳しくお話ししたいと思います。 ポイント3:法定の最低所要規制自己資本 (第1の柱) ポイント……
自己資本充実度の評価(パート1) 前回まででリスク・アペタイト(リスク許容量)に沿った経営実践のためのリスク計測手法として、バリュー・アット・リスク(VaR)とストレス・テストについてご紹介いたしましたが、今回はこれらを応用した自己資本充実度の評価……
ストレス・テスト(パート2) 前回はストレス・テストの意義や利用シーンについての話でしたが、今回は具体的なストレス・シナリオの種類と作成方法についてお話したいと思います。 ストレス・シナリオの作成は非常に困難な作業です。ある事象が起こってしまって……
ストレス・テスト(パート1) 前回まででバリュー・アット・リスク (Value at Risk:通称VaR)についてお話ししましたが、VaRは潜在的な損失額の指標で、リスク管理において大変有用で重要視されていますが、万能な手法ではありません。VaR……
バリュー・アット・リスク(パート2) 前回はバリュー・アット・リスク (Value at Risk:通称VaR)の意義、推定手法についてお話ししましたが、今回はVaRモデルの実効性検証、VaRモデルで考慮されていないリスク要因の取り扱い等、運用面に……
バリュー・アット・リスク(パート1) 今回はリスク管理、特に市場リスクにおいて重要な指標となるバリュー・アット・リスク(Value at Risk:通称VaR)について、その意義や推定手法について掘り下げたいと思います。 ポイント1: VaRとは……
リスク・リミットの設定と管理(パート2) 前回はリスク・リミットの経営における意義、設定の考え方について述べましたが、今回は続編で、マーケット・リスクを例にリスク・リミットの種類、設定プロセス、運営管理方法等実務面に焦点を当てます。 ポイント3:……
リスク・リミットの設定と管理(パート1) 前回まで経営戦略との関連、経営陣の役割等、経営におけるリスク管理の位置付け方を中心にお話ししてきましたが、今回からはリスク管理の実践編として、リスク管理の手法に関するテーマ等を順次取り上げてみたいと思います……
リスク管理フレームワーク(枠組み)の構築 前回は経営戦略の一環としてリスクアペタイト(許容するリスクの種類と程度)を定めることについてお話しましたが、今回は如何にしてリスクアペタイトに沿った経営を進めていくべきか考えたいと思います。 ポイント1:……
まずはリスクアペタイトありき 前回リスク管理の第一歩は経営陣が取るべきリスクを決める事と申し上げました。投資銀行業界ではこの取るべきリスクの事、(リスク許容度やリスク選好度とも呼ばれる)を「リスクアペタイト」と呼んでいます。「アペタイト」とは英語の……