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諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第14回 ~新外為法施行、為替取引自由化、企業・投資家の変化~
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新外為法施行、為替取引自由化、企業・投資家の変化 外為取引の完全自由化~日本版ビックバン 日本の金融危機がただなかにあった98年4月、外国為替管理法が改正され、いわゆる「新外為法」が施行された。それまでの「原則自由」から「完全自由化」に。個人や企……

諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第13回 ~ヘッジファンド業界の変化、生き続ける手法、ユーロ創設~
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ヘッジファンド業界の変化、生き続ける手法、ユーロ創設 プレーヤーの変化、生き続ける手法 LTCMの破綻は様々な問題を提起し、ヘッジファンド業界に変化をもたらした。もっとも問題とされたのがそのサイズだ。巨額のポジションを構築していたことで、破綻した……

諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第12回 ~アジア危機の余波とLTCMショック~
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アジア危機の余波とLTCMショック 尾を引くアジア通貨危機の影響、ロシア危機の発生 97年夏のアジア通貨危機の余波はその後も続いた。アジア通貨危機によってアジア経済が窮地に陥り、世界経済にも暗雲が垂れ込めた。1997年秋に勃発した日本の金融危機も……

諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第11回 ~勃発した日本の金融危機~
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勃発した日本の金融危機 金融危機の勃発 97年秋になると、不良債権問題がついに金融機関の破綻というかたちで火を噴いた。90年代初頭からバブル潰し、とくに不動産バブル潰しのため、容赦ない金融引き締めが行われた。利上げに加え不動産融資には総量規制が設……

諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第10回 ~混乱を極めた1997年、アジア通貨危機の激震~
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混乱を極めた1997年、アジア通貨危機の激震 経済・金融・市場の不透明感極まる 25年前の11月、日本は未曽有の混乱に見舞われた。金融機関は不良債権処理に追われ大手行でも赤字決算が散見されるようになった。金融機関は少しでも貸し倒れ損失を回避すべく……

諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第9回 ~1995年~96年 市場分析の定着、相次ぐ不正取引事件も追い風~
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1995年~96年 市場分析の定着、相次ぐ不正取引事件も追い風 為替市場分析の最前線、問われる存在意義 1995年当時のITインフラは今とは比較にならないほど貧弱だった。やや遡れば、1990年を挟んで所属していた資金証券部債券ディーリング部門では……

諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第8回 ~90年代後半 相次ぐ市場混乱、激動の始まりとしての1995年~
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90年代後半 相次ぐ市場混乱、激動の始まりとしての1995年 1990年代後半とはどういう時代だったのか 90年代後半ほど様々な出来事が詰まった激動の5年間はなかったのではないか。ヘッジファンドは90年代前半から活躍しはじめ、90年代後半に隆盛を……

諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第7回 ~不穏な90年代前半、円高と格闘する日本企業~
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不穏な90年代前半、円高と格闘する日本企業 米国経済苦境でドル低迷、日本のバブル崩壊で円高 今では先進国経済・景気はほぼシンクロしているが、80年代から90年代にかけてはまだ各国間に強弱や景気の波に相違があった。80年代後半に日本がバブル経済で我……

諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第6回 ~貿易収支と通貨政策-通貨マフィアの時代~
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貿易収支と通貨政策-通貨マフィアの時代 荒れるディーリングルームの逆サイド~資金為替部 債券ディーリング部門に携わったのは、87年5月からおよそ4年半。バブルのピーク=日経平均が史上最高値をつけた89年末を挟んで前後それぞれ2年余り。当初は長期国……

諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第5回 ~市場分析の黎明期-金融工学のはしり~
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市場分析の黎明期-金融工学のはしり 債券取引が高度化 1990年にかけて、日本の債券市場では取引の高度化、流動性の拡大が図られた。そのため新たに導入されたのが、ひとつは債券店頭オプション取引であり、もうひとつは債券貸借取引だった。オプション取引は……

諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第4回 ~プリミティブな日本の金融市場とバブル経済~
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プリミティブな日本の金融市場とバブル経済 プリミティブな円債市場 80年代半ばは日本にとって市場の幕開け、実質的な為替市場、円相場の始まりとなった。為替市場にとっては実需原則の撤廃が大きい。これにより投機的な売買もできるようになり市場の厚みは増し……

諸行無常の為替市場・不易流行の相場分析 第3回 ~蠢く80年代~円相場の夜明け~
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蠢く80年代~円相場の夜明け 規制金利下の日本に「黒船」来襲 前回はニクソンショックによる固定相場から変動相場への幕開けの話をした。ただ固定相場制が崩壊したとはいえ、すぐさま為替相場が今のような自由な為替取引によって変動し始めたわけではない。時代……