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テレビ東京「マネーの羅針盤」に新村が出演しました。
  • メディア出演

マネーの羅針盤で解説してきました。
蟹瀬さん、藤戸さん、秋元さん、塩田さん、テレビ東京のスタッフの皆様ありがとうございました。

今日は原油価格見通しに関する解説でした。
以前、出演させて頂いた時は「ISIS(現イスラム国)」がバグダッドを脅かしたころで、市場は供給に焦点を当てていました。つまり「原油供給が減少する(可能性)⇒価格が上昇する(可能性)」です。しかし、油田への影響が軽微にとどまる中で、徐々に供給懸念が薄れ価格が低下してきました。

その後、もともと鈍化していた欧州経済の鈍化に焦点が当たります。ウクライナとロシアの関係が悪化、欧米ロシアの制裁合戦の影響で鈍化している経済の更なる鈍化が懸念されたためです。欧州地区全体の原油需要は小さいものではありません。これに加えて欧米政策格差によるドル高進行が影響した形です。

ウクライナは一応停戦で合意、ECBも追加緩和を行う等、欧州経済にとってプラスの材料が出てきましたが、需要は景気自体ですので急速に回復することは難しく、ECBの緩和の影響もFRBのQE程ではないためやはりマクロ経済動向(需要動向)が重要になるでしょう。

原油は基本的には高値でのレンジワークを続けていますが、当面はこのレンジの下限を意識した推移になると考えています。