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テレビ東京「マネーの羅針盤」に新村が出演しました。
  • メディア出演

マネーの羅針盤での解説終了しました。
蟹瀬さん、田中さん、秋元さん、滝井さん、スタッフの皆様ありがとうございました!

滝井さんは産休明けで久しぶりの共演です。お休みになる前より綺麗になられた感じでした。
それに対して「新村さんはずいぶん真っ黒ですね」という有り難い返しを頂きました。

秋元さんにも「真っ黒ですね!!!」と驚かれました...

さて。

今日は、結局地政的リスクの高まりについて解説することになりました。そもそもは高所恐怖症状態で株高が続く中、下落時のリスクを考えましょうということで今回の内容が決まったのですが、「そもそも安全資産とは何ぞや」という説明をしているのをあまり見たことがないので、そこを整理しましょう、という話になったため代表選手の国債と金について特徴を解説しています(日本国債、米国債、年限などで当然リスクが違うので、ひとくくりにはできないんですが時間の都合上、日本国債という前提で解説しています)。

現在の世界情勢は、経済制裁で追い詰められているロシアが旧領土の奪還の意向をちらつかせています。実際にそれを行うとは思いませんが、クリミアを併合したときに核の使用を検討したことは、「不規則発言をしない」プーチン大統領の発言であることを考えると、実は本気だったのではないかと見ています。まぁ、滅多なことはないと思いますが。

今日ご一緒させて頂いた第一生命経済研究所の田中さんは欧州の専門でいらっしゃいますが、実はギリシャは軍事力があって軍港もあるため、シリア情勢が混迷を深める中でロシアからするとギリシャを確保することは戦略上の意味があるようです。チプラス首相(共産主義)はその点を突いて、元共産主義国であるロシアと近づくようなそぶりを見せ、欧州を揺さぶっているようです。

これだけユーロにとってお荷物になっているギリシャのユーロ入りは諸説ありますが、ロシアとギリシャが組むことを恐れた、ということも背景にはあるようです。

田中さんの発言では、ギリシャが破たんしてもそれほど市場には影響がない、とのことですが、デフォルトのみならず、ギリシャのユーロ離脱が意識されるような展開になれば市場が混乱する可能性はあり得ます。

中東情勢もおかしな状態です。サウジアラビアの南部はイランが支援すると言われるイスラム教シーア派の一派であるフーシ派と暫定政権(サウジが支援)との争いになっています。北部からはイスラム国の脅威が迫っています。日々の有料レポートで指摘している通りサウジも安泰という訳ではないのです。

こんな中で、株等のリスク資産が下落したときの代替運用先としては国債や金がその対象になり得ます。国が破たんしないとすれば現金も選択肢です。基本的に日本国債は日銀の買いで利回りは低く、金はドル高基調で下押し圧力が掛りやすいですが、これらのリスクが顕在化した場合には物色されると考えています。今日は盛りだくさんだったのでちょっとここには書ききれません。続きはまたそのうちに...

それと、ちょっとだけ、地味に恥ずかしいことがありました。