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テレビ東京「モーニングサテライト」に新村が出演しました。
  • メディア出演

モーニング・サテライトでの解説終了しました。
佐々木さん、小川さん、林さん、瀧口さん、スタッフの皆様ありがとうございました!

週末を挟んで連続で解説させて頂いたのは初めてです。
今日は前々から佐々木さんにご依頼頂いていたOPEC総会とその後の原油価格見通しです。基本、原油市場を巡る需給環境には大きな変化が出ておらず、最近の価格の動きは主に為替動向に左右されています。これは「マネーの羅針盤」でも解説させて頂いた通りです。原油価格は乱高下していますが、実需が急に増えるということはなく、供給途絶も起きていないため価格が動くのはその他の要因に依拠する、と考えるのは自然と言えます。
現実の需給見通しはほぼ各社・リサーチ機関の通りで、非OPEC生産者の上流部門投資の減速によって緩やかに生産調整が進捗、緩やかではありますが先進国の回復は持続、新興国経済も中国やインドネシアなどの新興国需要が予定通り回復した場合年末に向けて供給過剰感が解消していく展開が予想されます。よって、需給面でのトレンドはやや強気です。
ですが、6月末が期限とされるイランの核開発会合を巡る制裁解除が本当に予定通り一気に行われれば、80万~100万バレルの増産が見込まれており、一気に需給バランスが緩和します。結果、価格が急落するシナリオはあり得るでしょう(その場合でも価格が下落すれば更に生産調整が進むため、時間経過とともに解消に向かう)。
OPEC(サウジ)は「シェアを維持して価格も上昇」しているので、価格水準が低いものの満足していると言え、今回の総会であえて動く必要はないと考えていると予想されます。しかしこれが「コンセンサス化」しているので、これと異なった採択がなされた場合のリスクは大きなものになると考えるべきでしょう。こうした「コンセンサストレードの想定崩れ」は昨年ぐらいからいろいろな市場で確認されていますので、意識すべきリスクといえます。
またイラン問題は単純な話にならない可能性があります(長期的には上昇要因)。
この他にもいろいろと説明しなければならないことは多いのですが。
いろいろ情報が載っていますので、ご興味のある方は、弊社HP内もご確認頂けると幸甚です。

※写真は「錦織応援モードで」という佐々木さんのリクエストで、ガンバレ錦織のポーズ(?)を取ってます。

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