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BSジャパン「Nikkeiモーニングプラス」に新村が出演しました。
  • メディア出演

Nikkeiモーニングプラスでの解説終了しました。
榎戸さん、発田さん、スタッフの皆様、ありがとうございました!

今日はすごいタイミングでのテレビ出演となりました。13年続いたイランへの制裁が解除される中での原油・商品相場見通しの解説だったからです。でも今日はギリシャと中国問題の商品相場への影響解説です。

今のところこれらの材料は既に一巡しているのですが、今後の展開によっては再び経済・商品市場へのリスク要因となり得ます。そのため弊社はこれらのイベント系の材料はリスク要因として整理するようにしています。基本路線はいずれも解決の方向に向かう、ということになるのですが政治家の判断は時に経済合理性を欠くことがあり、かつ、これらの材料は完全に終了した訳ではないので、引き続きリスク要因となり得、顕在化したときの価格への影響は下向きです。

イランの制裁解除合意は、基本的には需給緩和の方向に働くため、価格にはマイナスに作用します。エネルギー価格の下落は消費国である日本経済にとってプラスに作用しますので喜ばしいことですが、こうなると「原油価格が下落してから1年経つので、消費者物価は上昇に」と言っている日銀の政策対応はどうなるんでしょうか...。この場合、追加緩和が行われれば再び円安にシフトして、せっかくの原油安の効果が相殺されてしまうので、インバウンド消費以外の需要が伸び悩んでいる国内に取ってはマイナスですね。

今後は、「欧州・中国のイベントリスクが顕在化しない」、という前提では年内に米国の利上げが行われるため、ドル高進行・米国経済成長にブレーキ、という波及経路を通じて景気循環銘柄価格を下押しするでしょう。その後、利上げが行われれば市場コンセンサスでは、追加利上げは極めて緩慢なペースで行われると予想されることから、新興国の人口動態なども勘案すれば、価格は上昇に転じると考えています。

下期は予想通りですが、荒れ相場になりそうですね。

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