日経CNBC「デリバティブマーケット」に新村が出演しました。
- メディア出演
日経CNBCでの解説終了しました。
河野さん、日経CNBCのスタッフの皆様、ありがとうございました!
最近の出演は個別の話ではなく、「全部話してください」という依頼を頂くことが多く、今日は原油と非鉄金属について話をしてきました。
生産調整が起きず、供給過剰になっているので価格が上がらないという論調が強まっていますが、供給側も大切なのですがむしろ今は需要側に焦点が移っていると私は考えています。需要がないのに低価格で増産は続けませんし、需要が無ければ増産も起きません。
2015年は中国の人口動態がピークアウトするので、他の新興国が人口ボーナス期入りする2016年以降に再び新興国を中心に需要が回復し、早ければ年後半、遅くとも2016年の前半に商品価格が上昇するというのが現在の市場コンセンサスだと思っていますが、それも今日解説させていただいた、欧州や中国のリスクが多方面に伝播せず、期待された新興国需要が顕在化することが前提となります。
逆に言えばその前提が崩れれば、価格は上昇しない、ということです。アベノミクスに息切れ感があり、海外醸成が不安定な中、原油価格を初めとする素材価格の下落は、消費国である日本にとってプラスであることは間違いないのですが、米国の利上げは合っても結局緩和が続くことを考えると、下期の商品相場は荒れ模様になると予想されます。
...と書いていると非常に長くなるのでまとめの解説はこれぐらいに。詳細はぜひ、弊社のレポートをお求めください(笑)。