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BSテレビ東京「日経プラス10」に新村が出演しました。
  • メディア出演

今回は特集コーナーで、米国が世界一の産油国になり、近々エネルギーの純輸出国になることに関して解説してきました。

どうしても、「米国はかつてのように、エネルギーの覇権国となり世界を牛耳る」といったトーンで語りたくなりますが、国家の歳入確保で国の意向が強く反映される中東諸国と、株主に約束した利益を確保しなければならない営利目的の米シェールオイル生産者を、同じ土俵で議論するべきではないというのが昨日の解説の要点です。
ですが、結果的に米国の海外原油依存度が低下しているため、以前よりも中東情勢不安に対する政策的な感応度が低下しているのは事実でしょう。また、トランプ政権も「結果的にこうなったので、今のうちに外交交渉の材料にしよう」と考えていてもおかしくありません。
もう1つのテーマは、「景気後退の直前に商品価格は上昇しやすい」ということです。これは、需要、価格、生産の時間軸にずれがあるために発生しますが、その観点で考えると世界経済は昨年の秋に転換点を迎えた可能性があります。

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