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【元祖・タイの楽しいご旅行は-その11】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

嵐のピィピィ島の日程が終了し、我々の旅も終わりを迎えつつある。
 
帰りの船でも、ソムチャイがどうでも良い話をしてきた。

ソムチャイ 「タナカさん(←山口のことです)」 
山口 「なに?」 
ソムチャイ 「みてください、あちらを」

と、ふと目をやると海岸で子供と大人が貝を拾っているのが見える。

ソムチャイ 「彼らは、営利目的の、漁民です」 
私 「ええ??何?」 
ソムチャイ 「営利目的の漁民です」 
私 「ああ、漁師か」

どうも複雑な日本語ばかりしゃべる。
どこで日本語を覚えたんだろうか...。

そうこうしているうちに、プーケットについた。
最後の1.5日はプーケットのステイである。 
初日の夜は、オプショナルツアーでキャバレーに行くことにした。
要はニューハーフのショウである。
このツアーに参加したのは、われら2人と、日本人の女の子2名。
ツアーコンダクターはもちろんソムチャイ。

一緒に参加する予定の女の子も

「なんだか、凄い美人らしいじゃない、ニューハーフって~」

なんて、話をしている。
ニューハーフも今では普通にテレビで見れ、確かに美人の人も多いが
この頃は珍しかった。
はるな愛とかいわゆる比較的かわいい「そっち系」の人が
日本で活躍していなかった時代である。
どれほど、ニューハーフの人は美人なんだろうか。
全く想像がつかない。

と、突然、ソムチャイが口を開いた。
相当大きな声で

ソムチャイ 「タナカさん!彼らは病院に行った!!」

えっ!?どうかしましたかっ!?
どうしたんだろう??彼らって!?

ソムチャイ 「そこで」

そこで?

ソムチャイ 「彼らはモノを切った!!」

orz....全員沈黙。

皆、うなだれていた。気まずい空気が車中に流れる。
ニューハーフ、って言えば分かるよ...。

ソムチャイ 「そうです、モノを切りました」

(↑25年経って、2回モノを切った、といったのを思い出しました)
いや、そこ、ポイントじゃないだろう。
ショウの間じゅう、「モノを切った!!」が頭から離れない。
どんなショウだったかも覚えてないよ...。 
とにかく、結構綺麗だった、ということしか覚えていない。

さあ、とうとう明日がタイ旅行の最終話です。お楽しみに。 
(続く)