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【元祖・タイの楽しいご旅行は-その10】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

あぁ。
食べたり飲んだり歌ったりしたいなあ。
映画も見たいしマンガもたくさん読みたいな。
睡眠ももっととりたい。
どうでもいいや。朝からすみません。

さて、タイの続きです。

あまりに危ないレジャーだったので、
今度はスノーケリングに挑戦することにした。 
ソムチャイ曰く、

「綺麗な小魚たちが、えさをついばみに来ます」

妙に難しい日本語を知っている。
でも、えさをついばみに来る魚とはあまり仲良くなりたくない。

ということで、ソムチャイが買ってきたパンを持って少し沖に。
確かにソムチャイの言うとおり、綺麗な小魚が寄ってくる。

「おお、確かに綺麗だ」

と思ったそのとき、小魚がいっせいに逃げてしまった。

「なんだろう?」

全く事態が飲み込めなかった。 
と、ふと水中メガネ越しに沖のほうに目をやると、銀色の腹をした
細長い2つの物体がヒラリと体を回転させたのが見えた。

「なんだ!あれは!!」

本能的に危険を察知した二人は、パンを投げ出し、
猛烈なスピードでビーチまで泳いだ。 
二人とも泳ぎはヘタであったが、
恐らく、イアン・ソープよりも速かったであろう。

私 「見たか?あれ」 
山口 「おお、見た見た。スゲー怖かった」 
私 「だよな!!なんだったんだろう、カマスか何かの仲間か!?」 
山口 「なんだか分からないけど、キバがあったぞ!!」

恐ろしい小魚である。体ごとついばまれるところであった。

ソムチャイ「楽しかったですか?」

はい、ある意味楽しかったです....。 
(続く)