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【元祖・タイの楽しいご旅行は-その6】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

ハイ。昨日は失礼しました。
今日はお楽しみの、タイの話の続きですよっ

セーフティーボックスをチェックしていて、
不思議な説明を見つけたらしい。
ピィピィ島へは日本人の客も多いらしく
「金庫の使い方」が日本語で書いてあるのだ。

読んでみると、

「荷物をいれ、ドアを閉めなさい。
その後、チッカという音がしたらば、ボタンを押せ」

なんだか、インディ・ジョーンズに出てくる
宝のありかを書いた古文書みたいだ。
この通りになると、床が落ちたり
手が落ちたりしないだろうか?

微妙に正しくないところが逆に気持ちが悪いが
一応指示に従い金庫にパスポートをしまい、一休み。
ベッドに横になる。そう、「ダブルベッド」に。

山口「やっぱりこういうところは、
カップルでしか来ないんじゃないか?」 
私「だよな...」

と二人仲良く同じベッドに。
窓から虚ろに外を見ると、しとしとと雨が降っている。 
なんだか二人とも悲しくなってきた。

「...お母さん!!」

と叫びたくなる衝動に駆られる。
だって、本当に何もなく、テレビもラジオもないのだ。
しかも雨が降ってるから泳げないし。

これも後で欧米人に聞いて知ったのだが、
「あそこに行くときは何冊も本を持って行って、
ビーチでダラダラ過ごすのが正しい」らしい。

我々が持っている雑誌といえば、飛行機に乗る前に買った

「週間大衆」

のみ。
悲しみが募ってきたが、
悲しんでいるうちに迎えの船が来る時間になった。 
楽しみに来たのに、なぜか2人の足取りは重い。

船着場にはタイ人の子供が我々を待っていた。
船、というからにはモーターボートみたいなものを想像していたが
大人が4人ぐらいしか乗れない小さい船である。
行きに乗ってきた高速船とはまた別の意味で凄い。 

本当にこの子供が我々を拾いに来てくれたのだろうか? 
話してみるとカタコトの英語はしゃべれるみたいだ。

私「Can you take us to South city ?」 
子供「Sure」

不安を胸に小さな船は海原に。
この続きはまた明日、かな?別の話にするかもしれませんよ...
(続く)