【元祖・タイの楽しいご旅行は-その5】
- 新村ブログ《油売りのひとりごと》
ソムチャイが突然、地図を取り出し、ピィピィ島の説明を始めた。
素直に聞いてると、不安が募る。
ソムチャイ「ピィピィ島には人が住んでいました」
無人島?
ソムチャイ「ピィピィ島にはホテルが1つと、小さい町がありました」
ありましたって...廃墟?
とにかく30分というのはウソである、という事が分かった。
この男、相当適当である。
どうも彼の頭の中には「時間を示す言葉は30分しか存在しない」
しかし、彼の説明を地図を見ながら聞いていると
どうもピィピィ島には本当にホテルしかないらしい。
だが、ふと地図の下のほう(南の方、というのか)に目を落とすと
そこにはもう一つホテルらしきものがある。
私「ソムチャイ、これは?」
ソムチャイ「そこには人が住んでいました」
ああ、ここも廃墟か。
って訳ではなくてちゃんと人が住んで、ホテルもあるらしい。
因みに聞いてみた。
私「ソムチャイ、俺たちのホテルからここまで、どれぐらいかかるの」
ソムチャイ「そうですねい。船で30ぷんです。」
また30ぷんかい。聞くだけ無駄であった。
そうこうしているうちに島に到着。
まず見てビックリしたのが、ジュラシックパークに出てくるような
うっそうとしたジャングル。
そのジャングルの隙間に点々とコテージが建っている。
どうやらそこのうちのどれかに泊まる事になるらしい。
と、
海賊か?と思ったが、ホテルの従業員。
このタンカーもどきのニセ大型高速船では大きすぎて
ピィピィ島に着岸することが出来ないのだ。
おそるおそる船に乗りやっと島に到着。
鍵を貰った直後、ソムチャイに、
島の南側にある町までいく手配をしてもらう。
どうやらまた船に乗っていくらしい。
迎えの船が来るまであと1時間。
とりあえずチェックインすることにした。
(続く)