【(再)飛行機に乗るとツイてない-その3】
- 新村ブログ《油売りのひとりごと》
「飛行機に乗るとついてない」再掲の3回目です。
飛行機シリーズの3回目です。
やっとのことでイミグレーションを通過。
CAに言われたとおり、航空会社のオフィスに直行する。
かくかくしかじかでこうなりました、って説明をしたところ、
職員「ミスター申し訳ない。この予約は旅行代理店を通じて行って
いるので、旅行代理店で確認が取れなければ再発行は出来ない」
マジ!?
とりあえず、代理店に電話してみる。誰も出ない。
暫くテープレコーダーのメッセージを聞いていたら、
「緊急の場合はコチラに」という案内が出たので
そちらにかけてみる。
オフィサーが出た。
で。
またかくかくしかじかでこうなりました、って説明をしたところ、
オフィサー「直ちに警察に行け」
私「警察?」
オフィサー「そうだ。警察だ」
私「警察って、シドニーの警察?」
オフィサー「そうだ。シドニーの警察だ」
私「だって、俺、チャンギでなくしたのよ。
それでもシドニーの警察に行くの?」
オフィサー「そうだ」
私「何故!?」
全く話がわからない。もう一度聞き返すと彼女はこういった。
オフィサー「ミスター、よく聞け。物を落としたら、警察に行くんだよ」
このやろう!!
小学生じゃないんだぞ!!
ひょっとして私の英語がまずいのかと思い、
直に交渉してくれと。
職員も怪訝そうな表情だ。
携帯を手渡し、
ところが、職員は首をひねるばかり。
電話が終わった。
職員「ううん。ミスター。何だかよく判らないが、警察にいけ、といっているな。
非常にややこしい事になっているので、明日、本社に電話してくれるか?」
マジ!?
シドニーに来て、国際たらい回しにあった。
涙ながらに空港を後にし、ホテルに向かう。すっかり日暮れだ。
西に沈む太陽は、まさに私の今の気持ちそのもの。
果たして無事に帰れるのだろうか....。
お客さんに面談しに行く前から、帰ることばかり考えている。
(続く)