【(再)飛行機に乗るとツイてない-その2】
- 新村ブログ《油売りのひとりごと》
「飛行機に乗るとついてない」再掲の2回目です。
え?ネタ切れで手抜きだって?
いえいえいえいえ、ほら、読みたい方向けですってば。
さて。
結局、まんじりともせず、睡眠も取れず
ニモを見て泣きつつシドニー空港に到着した。
実はここでもひと揉めあった。
イミグレーションで捕まった
のだ。
パスポートを見せる。以下、空港職員とのやり取り。
空港職員「名前は」
私「新村だ」
空「何をしにきた」
私「ビジネスだ」
空「何のビジネスだ」
私「私は銀行員だ」
空「名刺を見せろ」
といわれたので、名刺を出した。
空「会社の名前は?」
私「みずほコーポレート銀行だ」
空「この名刺の会社(ソシエテ・ジェネラル)と違うではないか」
しまった。このとき私はSGに出向していたので、
会社の名前が違うのだ。
なので、何でこの会社で働いているかをとうとうと
説明せねばならなかった(ここでもひと悶着ある)。
空「まあ、いい。分かった。ところで、だ。
このパスポートの写真はお前と似ても似つかないが
これは偽造品ではないか?」
なんですと!?
確かに私はその頃、ひげを生やしていたので写真とは違う。
でも、よく見れば判るでしょ!? ねっ!?
このまま入国できないのでは?
いや、むしろシンガポールに強制送還してもらったほうが
新婚旅行にこれるから、いいか...って、そんなはずない。
空「何で、今ひげを生やしている?」
英語でこういった尋問を受けた事がないので
こっちはしどろもどろである。
私「いや、あの、私はひげはどうでもいいんだけど
イチロー知ってますか」
空「イチロー?知らないな。何をする人だ」
しまった!また余分なことを言ってしまった!
私「いやあの、イチローは野球選手で」
空「野球とひげとなんの関係があるんだ」
私「いや、あの、えーと、カミさんが好きなんですよね」
空「イチローをか?ヒゲをか?」
私「ヒゲのほうです」
空「ははぁーん」
と、ニヤリと笑いながらいやらしそうな目つきをする。
空「わかるよ」
余計なお世話である。
結局イミグレーションを通過するまで30分近く費やした。
全くもぅ。
本チャンはこれからなのに...。
(続く)