株は調整も市場は経済見通しを楽観
- MRA商品市場レポート
2025年12月18日 第3126号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「株は調整も市場は経済見通しを楽観」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品価格は軒並み水準を切り上げる展開となった。これまで価格のドライバーだったAIセクターが大幅に調整、リスク資産価格にも下押し圧力が掛かる展開が予想されたが、ウォラー理事が1%程度の利下げ余地があると発言したことで緩和期待が高まり、ドル安が進行したことが材料となった。
株の下落はオラクルのデータセンター建設計画取りやめを受けて、AI関連企業の先行き懸念が強まったものである。
しかし、これでも金属セクター全てが強いということは、今回の調整はあくまでスピード調整であり、工業金属(+貴金属)需要は継続すると市場が判断している可能性が高い。
別の言葉を使えば、株の調整はあるものの、ウォラー理事の発言にあるように利下げが行われるため、経済の崩壊がない、という判断に傾いたためと考えられる。大きな流れで金属セクターが投機筋から選好される流れは続きそうだ。
しかし、AI関連株が買われすぎとの指摘は多く、いずれかのタイミングで調整があると見られていたため、オラクルの報道はよい切っ掛けになったのだろう。
AI、特に先端分野は米中の競争が激化しているが、IT関連ビジネスの鉄則は「勝者総取り」であるため、恐らく米中の戦いに決着が付くまでAIセクターの好調は続く(クラウド需要の増加もあってデータセンター向け需要も増加)と予想される。
この状況でホンダなどの自動車メーカーが、半導体不足で生産調整を余儀なくされていると報じられている。中国からの供給混乱が影響したようだ。
本日の見通し、昨日のセクター別動向と本日の見通し、マクロ見通しのリスクシナリオ、本日のMRA's Eye、主要ニュース/エネルギー・メタル関連ニュース/主要商品騰落率/主要指数/市場の詳細データPDFは、有料版「MRA商品市場レポート」にてご確認いただけます。
【MRA商品市場レポート】について