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米金利上昇で調整する商品目立つ
  • MRA商品市場レポート

2025年12月9日 第3119号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「米金利上昇で調整する商品目立つ」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品価格は乱高下した。米金利が上昇したことでドル高が進行、金利上昇で株も調整したことでほぼこれに連れる流れとなった。世界的に金利が上昇傾向にある中、米国では今週予定されている20年国債入札を控えて警戒感が強い。

また、今日明日のFOMCでの▲25bpの利下げはほぼ確実に織り込まれているが市場参加者の注目は来年以降に注がれている。

今の所、ADP雇用統計などの週次統計は雇用環境の悪化が確認されているが、米週間新規失業保険申請件数などの統計は失業保険申請件数の水準が低下しており、ADP統計ほど雇用環境が悪くなっていないことを示唆している。また失業率も上昇したとはいえ、4.4%と景気が回復基調にあった頃の水準。

一方、中期的に米国の求人は鈍化しており、JOLT求人統計は2022年3月をピークにこの2年間水準を切り下げている。GAFAMなども数万人単位のレイオフを発表するなどマイナス材料も多い。

そのため保険的な視点で利下げを行うというのがFRBのスタンスであり、パウエル議長が議長職に留まる限りこのスタンスには変わりは無い。結果、遅ればせながら発表され始めた、米経済統計の内容をライブで確認しながら判断を行う、という対応にならざるを得ない。

しかし、恐らく時期FRB議長はトランプ大統領の主張を忠実に守るだろうハセット氏が就任する見込み。雇用環境の動向に関係無く恐らくリフレ的な政策が最小される可能性が高い。

通常、利下げがあれば長期きりは低下しておかしくないが、インフレ懸念が強まれば上昇する可能性は出てくる。これが最終的に株などのリスク資産価格の下押し要因となるリスクは排除出来ないだろう。


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