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FOMC控え調整売りで総じて軟調
  • MRA商品市場レポート

2025年12月3日 第3115号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「FOMC控え調整売りで総じて軟調」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品価格はその他農産品で上昇した物が目立ったが、その他の商品は総じて水準を切り下げた。株価動向がFOMCを控えて不安定であり、利益確定の動きも強まったものと考えられる。特に今年のテーマとなった非鉄金属セクターの下げが顕著だった。

2021年12月にリリースした弊社商品市場見通し「迫るインフレ 意識すべき3つの二重・重複リスク」で指摘したように、鉱物資源の需要増加が顕在化した。

この時の3つの二重・重複は、中国・インドの近代化投資、脱炭素と有炭素投資、米中対立による製造ラインの重複投資、などが材料だったが、足元はこれに、AI・DC向け需要の増加、それに伴う化石燃料需要の増加、サプライチェーンの分断が加わった形。

かねてから脱化石燃料が進めば代替資源として鉱物需要が増加、最終的には食品分野にこの影響が及ぶと考えているが、現在はAI・DC需要の増加で結果的に化石燃料回帰の動きが強まる形となった。

結局、人類の発展のためには資源が必要と言うことである。これは脱炭素を進めたとしてもそのための設備投資は必要になるため、脱資源とはならない。脱資源・脱エネルギーが根本的に成立する場合は、世界中の人口が減少することが必要になる。

恐らく、新興国が発展すると学習ヘのコストが掛かるようになるため、徐々に人口は減る(子供に投資出来る資金がより多くなるため、少子化となる)と国連も予想している。

ただ、足元はどちらかと言えば「有権者の関心を買うため」に世界中で投資が行われており、米中に限って言えば「投資を辞めた方が負け(特にAI分野)」というチキンレースとなっていることから、各国政府や先端企業もそのレースが終了した後のリスクは今のところ考えているゆとりがない、というところではないか。

日本もこのレースに加わっており、適切な政策運営が期待される。高市政権の政策は足元、円安と金利高を助長している。経済政策のブレーンがリフレ派揃いと言うところも強く影響しているといえる。これまでこのコラムでは批判的な視点でコメントが多かったが、プラスの面についても言及したい。


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