米中合意楽観続くもFOMCを受けて引けに上げ幅削る
- MRA商品市場レポート
2025年10月30日 第3091号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「米中合意楽観続くもFOMCを受けて引けに上げ幅削る」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は総じて堅調な推移となり、金やその他農産品などが売られたがそれ以外の商品は軒並み水準を切り上げた。
米中通商合意期待がかなり長い間市場参加者のリスク選好を強め、昨日、結果が発表されたFOMCでは想定通りの利下げが行われたことが材料となった。宣言していたが▲25bpの利下げ、短期金融市場の需給逼迫を回避するためのQT終了も、過剰流動性が市場に留まり続けることから、リスク資産価格の上昇要因となった。
しかし、パウエル議長は12月の利下げを確約しないと発言、市場の楽観を牽制した。恐らく野放図に上がっていく株価、それに伴ってリスク資産価格が上がっていることを受けて、短期的な物価上昇リスクに牽制球を投げたと考えられる。
弊社は2026年の商品市場見通しをリリースした。関税の影響で来年初ころまで景気は横這いないしは若干減速するとみており、その後は上昇に転じるというのがベースの考え方だ。
ただ、パウエル議長が懸念するように短期的なインフレリスクもあり、さらに来年は中間選挙をにらんでトランプ大統領が大規模なバラマキを行う可能性がある。これは2018年の中間選挙の時にも行われ、多くのリスク資産価格が上昇した。
しかし、来年は原油価格は大幅に下落するという見通しが市場コンセンサス(弊社は今のところそこまで下落はしないと見ているが)だが、その通り下落するならば、更に金融緩和余地が広がり商品毎、大きなパフォーマンス格差が発生すると予想される。
また、これから米中首脳会談が行われるが、恐らく合意に至るというのが現状の市場の見方だ。俎上にあった大豆も恐らく中国は購入で合意するだろう。ただしそれは価格が安いので交渉がなくても恐らく中国は購入したと見られる。
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