景気循環銘柄買われる 米露会合は今後も継続
- MRA商品市場レポート
2025年2月19日 第2913号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「景気循環銘柄買われる 米露会合は今後も継続」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場はドル高侵攻の中でその他農産品や畜産品が下落したが、その他の商品は堅調な推移となった。
現在商品市場は材料的に凪の状態と言える。しかし政治的には米露外相会談が開催され、中国では民間企業を集めたシンポジウムが開催されるなどの動きが見られている。
忘れられがちだが、現在の景気は2年ほど続いた景気減速局面の最終局面にあり、ここを無事に切り抜けることができるかどうかの重要なタイミングである。ここで失敗があると、株価の急落などのリスクが顕在化することになる。
景気の循環を見ながら各国首脳が行動している訳ではないが、非常に景気が好調な米国を除けば「政治的に何かをしなければならないタイミングにある」と為政者が判断している可能性は高い。
このタイミングでトランプ砲が乱発されているため、より、政治への比重と関心が高くなっていると言える。
商品市場をセクター別で見た場合、年初から最も上昇しているのが貴金属、次いで非鉄金属、畜産品、穀物と続く。
貴金属の上昇は金の上昇に連れたものだが、恐らく、新年度から金を投資対象にしているファンドが増えているためと考えられる。実際、自身でポジションを抱える投資銀行の一部も金価格の見通しを大幅に引き上げており、相場を作りに行っている感は否定できない。
非鉄金属は昨年も投資家のテーマになったセクターだが、「脱炭素」「データセンター」「供給制限」といったテーマがあるため、積極的に投資対象とされているようだ。
これに対してエネルギーは世界的な脱炭素の流れが基本的には変わらないことや、米国の増産見通しなどを材料にこれまでより積極的に投資対象にされていない可能性がある。少なくとも価格の上昇率の観点からはそう言っても良い。
エネルギーはやや低い水準ではあるがそれもBrentで70ドル台であり、安いとは言えない。懸念されるのは足元の為替動向である。
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