中国統計悪化とテック株下落で総じて軟調
- MRA商品市場レポート
2025年1月28日 第2897号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「中国統計悪化とテック株下落で総じて軟調」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は、下落する商品が目立った。中国のPMIが予想に反して大幅に悪化したことや、Deep Seekショックを受けた株の大幅な調整がリスク許容度を低下させたことが影響したようだ。
中国の統計悪化は、やはりトランプ大統領誕生前の駆け込み需要が一巡、新規受注が国内外とも減少したことが影響した。結局、不動産関連問題の解消が無ければ同国の景気回復は困難、ということだろう。
この中で昨日はDeep Seekショックが株式市場を駆け巡った、端的に言えば、これまでAIの学習を行うデータセンターに必須とされたエヌビディアの先端GPUがそこまで必要無いのでは、との見方が同社の株価のバリュエーションの下方修正をもたらした、と整理できる。
今回のニュースは人工知能界隈ではむしろプラスに捉えるべき事であり、人工知能分野に更なる成長余地があることを確認するニュースだったと言える。ここから米国の巻き返しが予想される。
本日の見通し、昨日のセクター別動向と本日の見通し、マクロ見通しのリスクシナリオ、本日のMRA's Eye、主要ニュース/エネルギー・メタル関連ニュース/主要商品騰落率/主要指数/市場の詳細データPDFは、有料版「MRA商品市場レポート」にてご確認いただけます。
【MRA商品市場レポート】について