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欧州統計低迷とドル高 FOMCを控えて軟調
  • MRA商品市場レポート

2024年12月18日 第2869号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「欧州統計低迷とドル高 FOMCを控えて軟調」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、TTFとJKMといったスポットベースの発電燃料価格が上昇したが、その他は軒並み水準を切り下げる商品が目立った。

FOMCを控えた調整売りで株価が低下する中、全体のリスク選好が後退していること、米欧中の経済統計がそもそも冴えない内容のものが増えていることが、景気循環系商品を主体として価格を押し下げている。

昨日発表された独IFO景況感指数は84.7(市場予想85.5、前月85.6)と、市場予想、前月共に下回った。同指標は日銀短観独版ともいえ、この数値の悪化は同国の置かれている状況の厳しさを示唆している。

また、昨日発表の米小売売上高は前月比+0.7%(市場予想+0.6%、前月+0.5%)と市場予想、前月を上回り好調。鹿sh、除く自動車・ガソリンでは前月比+0.2%(市場予想+0.4%、前月+0.2%)と予想を下回っており、良くもなく悪くもなくという内容。市場はFOMCの決定には大きな影響を及ぼさないと判断した。


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