景気循環系商品の下落続く
- MRA商品市場レポート
2024年11月18日 第2847号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「景気循環系商品の下落続く」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は、エネルギーや非鉄金属が下落、その他農産品や穀物セクターが上昇した。これまで顕著に上昇して来たドルが、金曜日はやや軟調な推移になったことで買い圧力が強まったと考えられる。
金曜日、最も上昇したがアルミニウム。中国政府による輸出関税還付撤廃の報道を受けて供給懸念が広がったことが背景。
固有材料としてはロシアのオーストリア向けのガス供給が停止の見通しとなり、欧州のガス価格が上昇したことだろう。
昨日の動きは米トランプ政権誕生観測の影響を強く受けたものと考えられる。中国の輸出関税還付撤廃はその意図が不明瞭ではあるが恐らくそれが背景にあろう。
また、昨日発表のニューヨーク連銀製造業指数は、31.2(市場予想 0.0、前月▲11.9)と予想・前月も大幅に上回った。内訳的にも新規受注が28.0(前月▲10.2)と大幅に増加、受注残は▲10.3(▲2.2)と減少している。
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