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注目のFOMC~利下げ幅とメンバー予測
  • MRA外国為替レポート

2024年9月16日号

◆先週の市場総括


先週は9月17日・18日に開催されるFOMCでの利下げ幅を巡る見方が揺れドル円相場は上下動。発表された米国のCPIコア指数がやや強かったことで大幅利下げ観測が後退したが、週末にかけては欧米経済紙が0.25%と0.50%の可能性が五分五分との見方を示したことで大幅利下げ観測が再燃。米長期金利はやや上昇していたが低下に転じた。10年債は3.657%、2年債は3.587%で引け。

ドル円相場は週前半こそ143円50銭を上回る局面があったが後半にかけては上値重く、週末は140円台前半までドル安円高が進んだ。引けは140円80銭台。

ユーロ円相場も下落。週初は158円台をつけていたが、週末には155円台半ばまで下落する場面もあり引けは156円ちょうど。

ECBは木曜日の理事会で市場予想通り0.25%の利下げを実施。追加利下げはデータ次第としたが、ラガルド総裁は週末に次回利下げが12月となる見通しを暗に示した。

米国株は利下げ観測が支えとなった。一方日経平均は円高進行が重石となった。35,000円台まで大きく下落していた反動で大幅反発し36,800円台に急騰する場面もあったが引けは36,500円台。

月曜日の東京市場では日経平均が5営業日続落。前週に弱い雇用統計による景気悪化懸念で米国株がハイテク株中心に大きく下落。日本株も半導体関連の下げが全体を牽引。下げ幅は一時▲1,100円超に達した。その後円高一服で先物中心に買い戻され下げ幅を縮め引けは前週末比▲175円安の36,215円。

ドル円相場は142円20銭で始まり朝方142円割れに下落。ただすぐに反発し143円まで上昇して143円手前でもみ合い。欧州市場にかけて一段高となり143円80銭まで上昇した。その後米国市場では反落して142円70銭~143円ちょうどでもみ合い引けはやや持ち直し143円20銭。

ユーロ円相場も底固く推移。157円80銭で始まり朝方下落したが反発して158円40銭台に上昇して158円台前半でもみ合い。欧州市場では158円70銭近辺に上昇。その後は157円50銭に下落したのち158円ちょうどに持ち直して引け。

ユーロドル相場は小動き。東京市場では1.1080~90でもみ合い、その後夕刻にかけてじり安。欧米市場では1.1040近辺でもみ合い引けた。

米国株は反発、NYダウは前週末の下落を取り戻した。週末にかけての下落が下げ過ぎとの見方から、押し目買い、買い戻しが優勢。NYダウは+484ドル高の40,829ドル、ナスダックは+193ドル高の16,884ドルで引け。

米長期金利はやや上昇。10年債は3.704%、2年債は3.672%。逆イールドが解消し順イールドに。

火曜日の東京市場では日経へ近が小幅ながら6営業日続落。一時▲200円安。ただその後は一時+300円高となるなど不安定な値動き。大統領候補者討論会、CPIなど重要イベントを前に方向が定まらず。引けは前日比▲56円安の36,159円。ド

ル円相場は東京市場では143円20銭で始まり143円台前半を中心に底固く推移。夕刻から欧州市場にかけては143円10銭から70銭へ上昇した。欧米市場では一転して下落。米国市場では142円20銭まで下落して引けは142円40銭。

発表された中国の貿易統計(8月)は輸出が前年比+8.7%と大幅な伸びの一方、輸入が+0.5%と前月+7.2%から急速に鈍化。内需不振と輸出頼みの状況を示した。

米国では中小企業楽観指数(8月)が前月93.7から91.2へ悪化。売り上げ増期待が前月+9%から▲18%へ悪化し景気懸念が強まった。リスク回避が強まり債券は買われ米長期金利は低下。3年債入札は堅調。10年債は3.640%、2年債は3.592%へ低下した。

米国株は売り先行。NYダウは一時▲400ドル超下落。大手金融機関がアナリストの業績見通しが楽観的過ぎるとしたことで金融株が下落した。引けにかけては買いが入り下げ幅を縮め▲92ドル安の40,736ドル。ナスダックは上昇。+141ドル高の17,025ドル。

原油価格WTI先物はOPECが景気悪化見通しから需要予測を下方修正したことや、株価調整を受けたリスクオフで売られ、65.75ドルに下落。

ユーロドル相場は1.1040近辺で小動きもみ合い。欧米市場では1.1020~30で推移。ユーロ円相場は158円ちょうどで始まり158円台前半を中心に上下。欧州市場から米国市場にかけては158円60銭から156円80銭へ大きく下落し引けは157円ちょうど近辺。前日から一転して円高が進んだ。

水曜日の東京市場では日経平均が7営業日続落。一時140円台までドル安円高が進んだことが嫌気され輸出関連株が売られた。一時前日比▲900円の大幅安。

米国では大統領候補討論会が実施されハリス氏優位との見方が強まり、トランプ氏が掲げる法人現在への期待が後退したことも逆風。全体にリスク回避が強まった。引けは下げ幅を縮めて▲539円安の35,619円。

ドル円相場は142円40銭で始まり142円ちょうど~40銭で上下。その後日銀中川審議委員の追加利上げに前向きな発言を受けて140円70銭台まで下落した。その後は円高一服。午後にかけて上昇し夕刻から欧州市場にかけて141円40銭~70銭で推移。米国市場朝方は141円80銭でCPIの発表待ち。

米国のCPI(8月)は前月比+0.2%で前月と変わらず、前年同月比は+2.5%と前月+2.9%から上昇率が鈍化した。一方コア指数は前月比が前月の+0.2%から+0.3%へ上昇が加速。前年同月比は+3.2%で変わらず。コア指数の上昇率が強めだったことで大幅利下げ観測が後退した。

米長期金利は上昇。10年債は3.660%、2年債は3.649%。

ドル円相場は142円50銭へ上昇。その後は141円20銭に反落したが底固く引けは142円30銭。

ユーロドル相場は1.1020で始まりやや上昇して欧州市場から米国市場朝方にかけては1.1040近辺で終始小動きもみ合い。CPIを受けてややユーロ安ドル高となり1.1010~20でもみ合い引け。大きく変動しなかった。

ユーロ円相場は157円ちょうどで始まり156円台後半で上下したあと中川委員発言を受けて155円50銭へ下落。その後は反発して欧州市場から米国市場にかけて157円ちょうど近辺に上昇した。

CPIの発表後には155円50銭に下落したが反発して引けは156円70銭台。

米国株はハイテク株中心に堅調。CPIを受けて大幅利下げ観測が後退しNYダウは一時▲700ドル安。ただ売り一巡後はハイテク株に買いが入り下げ幅を縮めてプラスに転じた。引けは+124ドル高の40,861ドル。ナスダックは+369ドル高の17,395ドルで引け。

木曜日の東京市場では日経平均が大幅高。米ハイテク株が上昇し投資家心理が強気に。米CPIがやや強めだったことでドル高円安に振れたことで円高一服感も支え。値がさ半導体関連株が上昇を牽引した。引けは前日比+1,213円高の36,833円。

ドル円相場は142円30銭で始まり朝方90銭台に上昇、30銭割れに下落、と乱高下したあと欧州市場にかけて142円台後半、142円50銭~143円ちょうどで上下。

米国市場では朝方の失業保険申請件数がやや多かったことから141円90銭に下落。その後は生産者物価指数(PPI)の上昇率がやや強めだったことで142円60銭台へ反発。その後はWSJ紙が9月のFOMC会合では0.25%と0.50%の双方の利下げが検討される、と報じられ反落して引けは141円80銭。

ユーロドル相場は1.1010で始まりもみ合い小動き横ばい。ECB理事会待ち。結果は予想通り0.25%の利下げを実施。中銀預金金利は3.75%から3.50%へ引き下げられた。成長率見通しは0.1%引き下げられたがインフレ見通しは変化なし。今後の利下げはデータ次第として積極的な利下げ姿勢は示さなかったことでユーロ買いが優勢に。米国市場ではじり高となり1.1070近辺で引け。

ユーロ円相場は東京市場では156円70銭台で始まり157円40銭に上昇したあと156円60銭に反落。その後は157円50銭に反発して157円台前半で上下動。米国市場では156円60銭に下落したが、その後は157円50銭に反発して引けは157円ちょうど近辺。

米長期金利は小幅上昇。10年債利回りは3.677%、2年債は3.647%。

米国株は上昇。NYダウ、ナスダックともに続伸。PPIが強めだったことで大幅利下げ期待が後退しダウは▲200ドル安も、その後ハイテク株中心に買われて上昇。NYダウは前日比+235ドル高の41,096ドル、ナスダックは+174ドル高の17,569ドルで引け。

米生産者物価指数(PPI、8月)は前月比+0.2%と前月+0.1%から上昇がやや加速、コア指数も同、前月0.0%から+0.3%に。前年同月比は総合が+1.7%に低下したがコア指数は+2.4%と前月と変わらず。

週次の失業保険新規申請件数は230千件と前週からやや増加、継続受給は前週1,838千件から1,850千件にやや増加した。

金曜日の東京市場では日経平均が反落。円高進行で輸出関連株が売られた。海外短期筋からは円高を材料に先物へ断続的な売りが入った。一方、米ハイテク株が堅調だったことで半導体関連株は支えられた。引けは前日比▲251円安の36,581円。

ドル円相場は141円80銭で始まりNY市場の流れのままに下落して140円80銭割れ。午後は140円80銭~141円20銭で上下して夕刻は141円40銭。ただ欧州市場に入ると再び円高が強まり140円40銭近辺まで下落した。欧米市場では140円台後半~141円で上下し、米指標を受けたドル安一服で引けは140円80銭台。

ユーロ円相場は157円ちょうどで始まり156円割れに下落。その後は156円台前半で上下したが夕刻には155円80銭に下落して155円台後半~156円20銭近辺で上下。引けは156円ちょうど近辺。

ユーロドル相場は総じて小動き。1.1070で始まり1.1080~90でもみ合い欧州市場では1.11ちょうどに上昇して1.1080~1.11でもみ合い。引けは1.1080。

米国の輸入物価(8月)は前月比▲0.3%と予想通りで前月+0.1%から下落に転じた。ミシガン大学消費者態度指数(9月速報)は前月67.9から69.0へ改善。期待インフレは1年が前月2.8%から2.7%へ低下、5年は逆に3.0%から3.1%へ上昇。

大幅利下げ観測再燃による長期金利低下の流れはひとまず一服。10年債は3.657%、2年債は3.587%へ低下した。

米国株は上昇。大幅利下げ観測が再浮上したことが支えとなり景気敏感株中心に買われた。NYダウは前日比+297ドル高の41,393ドル、ナスダックは+114ドル高の17,683ドル。

NY連銀前総裁・ダドリー氏は、9月会合で0.50%利下げの強い根拠がある、と述べた。ECBラガルド総裁は、追加利下げについて、状況次第で10月の可能性も否定しないが12月の可能性が大きい、と述べた。

◆今週の3つの注目ポイント


1.FOMC、メンバー予測、パウエル議長会見

火曜日・水曜日の2日間にわたりFOMCが開催される。結果は日本時間木曜日未明3:00に公表。終了後、同3:30からパウエル議長が定例会見を行う。市場の注目は今回の利下げ幅。0.25%と0.50%と見方は二分しているがいずれか。当局内でも議論は分かれているとみられる。

前回7月会合では据え置きとなったが利下げを主張する意見もあったようだ。その後の雇用関連指標に弱い数字が散見され、利下げが遅すぎるとの懸念も。

またメンバーの金利予測にどのような変化がみられるか。今後の利下げペースや金利水準が下方修正されることは間違いなさそうだがどの程度か。パウエル議長の認識も含め注目。大幅利下げ、金利見通し下方修正なら、あらためてドル安円高が進む可能性がある。

2.米国の経済指標

FRBの金融政策を左右するポイントはインフレから景気動向にシフトしているとみられる。

月曜日 NY連銀製造業景気指数(9月、予想▲4.0、前月▲4.7)

火曜日 小売売上高(8月、前月比、予想▲0.2%、前月+1.0%) 鉱工業生産(同、予想0.1%、前月▲0.6%) 設備稼働率(予想77.9%、前月77.8%)

水曜日 住宅着工件数(8月、季節調整済み年率換算、予想1,310千戸、前月1,238千戸)

木曜日 フィラデルフィア連銀製造業景気指数(9月、予想3.0、前月▲7.0) 週次の失業保険申請件数 中古住宅販売(8月、季節調整済み年率換算、予想390万戸、前月395万戸)

3 日銀金融政策決定会合、植田総裁会見

木曜日・金曜日の2日間、日銀が金融政策決定会合を開催し、終了後に植田総裁が定例会見を行う。今会合では政策金利は据え置きとみられる。このところ数人の審議委員から追加利上げに前向きな発言が散見される。

景気物価動向が想定通りであれば基本的には追加利上げ継続、ただし市場混乱時には様子見、というのが基本線。足元の為替市場、株価動向をどうみるか、この程度の変動であれば利上げを見送るに及ばないとみられるのか、そのあたりが見て取れるか。

◆今週のMRA's Eye


注目のFOMC~利下げ幅とメンバー予測

今週、FOMCが開催されいよいよ利下げを開始。長きにわたった金融引き締め政策の修正が始まる。利下げ幅についての市場の見方は0.25%と0.50%で割れている。小売や景況感指数など一部の強めの経済指標から0.25%との見方が強まる場面もあった。

雇用情勢についての指標の解釈は、緩和しているものの底固いとの見方、着実に緩和し悪化が加速する瀬戸際にあるとの見方、強気弱気で解釈が分かれる。当局者の意見も割れているようだ。

すでに前回7月の会合時点で最終的には全会一致で金利据え置きとなったものの利下げを主張する意見もみられた。9月会合については利下げを否定する意見は皆無で利下げ実施は確実。利下げ幅は0.25%がなお過半のようだ。

ただ雇用の弱さやクレジット延滞の増加など今後の雇用景気の悪化リスクを踏まえてすでに利下げが遅れているとの意見もある。既にFOMCメンバーではないが、前NY連銀総裁のダドリー氏は、0.50%の利下げを実施する明確な根拠がある、とまで述べている。

現シカゴ連銀総裁もハト派で0.50%の利下げを主張しそうだ。NY、シカゴ、両連銀は、公定歩合の引き下げをすでに7月の時点で主張していた。サンフランシスコ連銀もハト派寄りのようだ。利下げ幅が0.25%か0.50%かいずれとなるかは五分五分だ。

もうひとつの注目は3ヵ月に1回公表されるメンバーの景気物価金利予測。6月の会合と比べて景気の見方が弱気に修正されているか、インフレ見通しは鈍化傾向で変わっていないか。そして最大の注目は政策金利予測がどの程度下方修正されているか。

メンバーの予測値をプロットしたドットチャートによれば、3月会合時点で2024年末時点のFF金利の予測中央値は4.625%だったが、前回6月会合では5.125%に引き上げられた。年内利下げ回数は3回から1回に減少した。

これが再び3月会合と同じ4.625%に戻り年内0.25%×3回の利下げ予測に戻るか。あるいはそれ以上となるか。

2026年末の予測値は両会合ともに3.125%で不変だった。今回もそこに変化はないか。中立金利の予測は2.56%から2.75%に引き上げられたが下方修正はあるか。

市場の反応が大きいのは、今会合の利下げ幅が0.50%となり、政策金利予測が3月時点の予測に回帰した場合。

6月の会合にかけて強気に振れた当局の見方が誤りだったことが明確になる場合。足元の景気動向、雇用消費動向や企業景況感が楽観できないことを認めたと解釈されるだろう。

市場はすでに年内利下げを1%以上織り込んでいるため、利下げ幅が0.50%となってもさほどの差異はないようにみえる。

しかし、利下げを急いだとの見方は今後の景気見通しに不安を強め、金利先安感を一段と強化する可能性がある。利下げは織り込み済みとはいえ長期金利は低下。ドルには一段の下落圧力がかかる。

他の経済指標と異なり、政策金利の変更の市場への影響は、材料出尽くし、とはならない。ドル円相場はすでに140円割れを試す展開となっているが、FOMCが140円割れ定着をもたらすきっかけとなる可能性が極めて高い。

米国株の反応、市場のリスクマインドの変化を読むのは難しい。利下げが大幅となれば通常は株価にとってプラスだ。

ただその背景は景気にとってプラス、景気持ち直しを先読みして株価が上がるというメカニズム。長期金利低下で金利対比の相対的な株式のバリュエーションにプラスに働くという面もある。

景気が底固く推移するなかで利下げが実施されればソフトランディング期待が株価を押し上げる。予防的大幅利下げと解釈されるかが鍵だ。しかし、根底に景気悪化リスクを強く認識した場合は全く逆の反応となる。

急ぎ利下げを実施しなければならないほどの状況と受け止められれば、市場心理は悪化するだろう。リスク選好は後退し、金利低下と株安が併存することになる。株式市場のサイクルでいえば、逆業績相場、ということになる。

金融緩和による株価上昇局面、金融相場、は通常は景気の底に近いタイミングで生じる。景気が本格的に悪化する入口であれば時期尚早となる。米金利低下、株安、ドル安、となれば、ドル安円高が想定以上に進む可能性があるため留意を要する。

一方、今会合の利下げ幅が0.25%に留まった場合はどうか。あるいはメンバーの金利予測がさほど下方修正されなかった場合はどうか。

この場合は景気への強気見通し、米国経済への自信が背景ということにもなろう。落ち着いた政策対応は一定の安心感をもたらす可能性もある。

ただ、市場が景気動向に不安をもっているなかでは、金融政策対応の遅れを不安視する可能性もある。金融緩和のサポートが不十分とみて、先行き不透明感からリスク回避に振れ、株価が下落するリスクがある。金利面では米長期金利の低下が一服し反発する可能性があり、一旦はドル高円安に巻き戻す可能性がある。

シカゴ通貨先物の円ポジションは円買い越しが増加している。手仕舞いは円買いではなく円売り。一時的に円安に振れやすい状況となっている。

しかし中期的にみればドル安円高が進む可能性が高い。FRBが利下げペースを緩慢なままとするのが正しければドル安には振れにくい。しかし景気悪化傾向が続けば、市場の金利先安感がFRBのスタンスを超えて緩和を織り込んだままとなる。

ドル金利先安感がドル先安感を支える。緩やかなドル安となるか、あるいは景気悪化のペースが速まりドル安の勢いが増すか、いずれかとなりそうだ。

短期的には利下げ幅や金利予測の修正度合いによってドル円相場は高下しよう。しかし中期的には、米国景気の悪化度合いによって、ドル安円高のペースが緩慢か急かのいずれか。ドル安円高の方向は変わらず、そのペースがどうか、ということになろう。


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