ドル高とJHシンポジウムを控え調整売り
- MRA商品市場レポート
2024年8月23日 第2786号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「ドル高とJHシンポジウムを控え調整売り」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場はこれまで下落していた液体系エネルギー価格が上昇し、その他の商品は下落した。総じて今晩のFRB議長の発言を控えたポジション調整の動きと考えられる。
原油・石油製品エネルギーの上昇に関しては正直積極的な材料はない。金利高・株安・ドル高・経済統計悪化、という売り材料しかない中での上昇、その炭非鉄金属や貴金属はドル高進行と株安に比較的素直に反応した。
発電燃料は投機の対象になり難いが、夏季ピークシーズンが終了に近づく中で水準を小幅に切り下げる動きになった。
イベントは多いものの商品市場的には「凪」の状態であり、大きな相場変動は起きていない。しかし8月の日銀ショック(という表現を使うのが適切かどうかは分からないが)以降の株式市場の混乱は一巡し、リスク資産が買い戻される流れになっている。一方で原油価格の調整は、米景気の減速を示唆している。
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