米雇用統計修正観測を受けたドル安で堅調 エネルギーは下落
- MRA商品市場レポート
2024年8月20日 第2783号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「米雇用統計修正観測を受けたドル安で堅調 エネルギーは下落」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は非鉄金属やその他農産品、発電燃料が上昇、液体燃料価格は軒並み大幅な下落となった。
米雇用統計の年次改定が大幅な下方修正になるのでは、との見方がドル安進行を促したことが広くドル建て価格の上昇要因となった。一方、エネルギーの最大消費国である米国の雇用統計の大幅下方修正観測は、同国の需要減少観測を意識させる形となった。
中東情勢不安が解消、という訳ではないのが金価格が高値を維持している点。週末のニュースだがイランと米国のホットライン開設によって全面衝突のリスクは低下しているものの、ガザ地区の戦闘終了とはまた別の議論であり、不透明であることは変わらない。
イスラエルは米国の停戦提案を受け入れたと報じているが、ニュースを見るにエジプト国境の監視としてイスラエル軍が駐留すること、人質解放時に再び攻撃される可能性をハマスが意識しているとみられ、停戦合意するかどうかはなんとも言えない。
同時に自爆テロも発生しており、中東の地政学リスクが低下した、と考えるのは早計だろう。
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