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米統計改善を受けたドル高と欧州統計悪化で軟調
  • MRA商品市場レポート

2024年6月24日 第2743号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「米統計改善を受けたドル高と欧州統計悪化で軟調」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は貴金属や農産品の一角が上昇したが、その他は総じて水準を切り下げる流れとなった。

注目の欧州PMIは軒並み悪化、景気の先行きへの懸念が強まる一方、米国のPMIは市場予想に反して改善しており、米国の景気が想定以上に堅調であることを確認する内容であり、ユーロ安・ドル高が進行したため、ドル建て資産価格の下押し要因となった。

その中で統計が悪くなかったことで、米国が最大消費国であるエネルギーの下落幅は比較的限定された。

景気の先行き楽観、ドル高が進む中では安全資産としての金需要が減少するほか、実質金利も上昇しているためインフレリスクを警戒する需要も減少しやすい。足下、これまで堅調に推移してきた商品が多かったが、いったん利益確定の動きが見られていると整理できるだろう。

弊社は下期にかけて景気が減速、その後回復で多くの商品価格が上昇するとみているが、現在、フランスや米国で「次の政権を担う可能性がある人達」が更に財政支出を拡張しようとしている。

この場合、需要増加で商品価格にはプラスに作用し、インフレ圧力が強まると予想されるものの、野放図な財政拡大が債券を暴落させ金利が高騰して株などのリスク資産価格が急落、結局、商品価格も下落するというリスクシナリオもないわけではない。

現政権はこのリスクを意識しているが、「これに反対するが故」に正反対の政策を主張している野党が勝利した場合、そのリスクが顕在化する可能性が高まるため注意が必要だろう。

◆本日のMRA's Eye


「2025年後半の原油高騰リスク」


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