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ドル上昇で調整圧力強まる
  • MRA商品市場レポート

2024年5月9日 第2711号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「ドル上昇で調整圧力強まる」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、原油やソフトコモディティが上昇したが、その他の商品は総じて軟調な推移となった。手掛かり材料に乏しい中、連休中に日本政府が行ったと考えられる為替介入の効果が剥落、ドルが総じて買い戻される中で、ドル建て資産価格に下押し圧力が強まる形となった。

日本政府は160円を超える円安は容認しない姿勢と考えられ、(本当に行われるなら)米国の利下げが実施されるまで介入で円安を牽制すると見られる。

しかし現在の円安は、安倍・黒田時代の10年にわたる大規模緩和の結果起きている事であり、そう簡単に円高に転換するのは難しいと考えられる。

昨日の注目は米国の石油統計にける石油製品出荷動向。ガソリンは回復しているが例年よりもペースは遅く、ディスティレートは例年と異なり出荷が増加している。しかし、過去5年の最低水準で推移しており製品需要が旺盛とは言えない。


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