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商品上昇もドル高・株安で引けに掛けて調整
  • MRA商品市場レポート

2024年4月15日 第2692号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「商品上昇もドル高・株安で引けに掛けて調整」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は引き続きココアやコーヒーなどの供給制限が継続している商品が上昇、エネルギーや非鉄金属なども幅広く物色されたが、企業決算の悪化を受けて株が調整、貴金属セクターは水準を切り下げた。

株式市場は米国の消費者物価上昇を受けたインフレへの警戒、それに伴う金融緩和の期待が後退していることを受けて「スピード調整」が始まっている。

このとき、株価下落のプロテクション(とういよりは、株と投資比率を一定にする目的でファド筋が金を購入していた可能性)として金を物色していた投機筋が金を手仕舞う動きも見られた。

実際、昨日の金価格の急落は株価と平仄が取れており、値動きのパスもほぼ同じである。

その一方で商品セクターの上昇は顕著である。エネルギー価格の上昇は米統計の改善に地政学的リスクが重なったもの、非鉄金属は生産調整観測を材料に投機が買い戻しを余儀なくされていることが背景である。

しかし、中国の非鉄金属在庫をみるに水準は高く、これだけでも景気がよいとはとても言えない状況。実際、鉄鋼製品の中国の輸出は前年比で増加しているが単価が下がっており「安売りで在庫を処理している状態」であることには代わりがなさそうだ。

足下、市場は強気に傾くものの先々のリスク資産価格の下振れリスクを示唆する指標は多い(その中の1つである、プライベートクレジットのリスクに関しては有料レポートの本日のMRA's Eyeを御参照ください)。商品価格の上昇を受けて価格見通しを上方修正するハウスが増えているが、この価格上昇は相応に下落リスクを意識する必要があることを示唆している。


本日の見通し、昨日のセクター別動向と本日の見通し、マクロ見通しのリスクシナリオ、本日のMRA's Eye、主要ニュース/エネルギー・メタル関連ニュース/主要商品騰落率/主要指数/市場の詳細データPDFは、有料版「MRA商品市場レポート」にてご確認いただけます。
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