ドル高を受けエネルギー上昇・金属セクター下落
- MRA商品市場レポート
2024年3月15日 第2672号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「ドル高を受けエネルギー上昇・金属セクター下落」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は発電燃料価格のうちガスなどが上昇、液体系燃料価格も上昇した。
ガス価格の上昇は特段材料がない中で欧州排出権価格が上昇、対石炭でガスが割安になったことが材料となったようだ。
原油に関しては昨日発表された米PPIが市場予想を上回ったこと、米小売売上高は市場予想を下回ったが、昨年の水準はプラス圏を維持していること、失業関連統計も同国の労働市場がタイトであることを示唆する内容だったことから「米国の需要が回復する」との見方が強まっていることが材料になった。
一方、中国が最大消費国である非鉄金属・工業金属は国内需要の回復期待が後退しており、ドル高の進行も手伝って大きく水準を切り下げた。
貴金属もPPIや雇用関連統計を受けたドル高・金利高が価格を下押しした。
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