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パウエル発言を受けたドル安で堅調
  • MRA商品市場レポート

2024年3月7日 第2666号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「パウエル発言を受けたドル安で堅調」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、総じて堅調な推移となった。

注目のパウエル議長の議会証言は予想通り新味はなかったが、今までとスタンスが変わらず年内利下げを示唆する内容だったことに加え、昨日発表された米労働関連統計が総じて弱気な内容だったことで、米景気減速にともなう利下げ期待が金利を押し下げ、ドル安が断続的に継続したことが価格を押し上げた。

一方、下落した商品はドルの下落を受けて自国通貨建て商品と、米国の制裁を材料に上昇していた発電燃料価格が、買い戻しの一巡と冬場の終了を意識して水準を切下げた。ある意味固有の材料による下落、と言える。

商品市場では今回のロシアに対する制裁強化などを除けば、新しい材料が出てきてない。しかしこれから夏にかけては、市場変化の状況がより鮮明になると考えられる(続きは本日の見通しからご確認ください)。


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