ドル安でエネルギー・その他農畜産品堅調 金属軟調
- MRA商品市場レポート
2024年2月12日 第2648号(簡易版)商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「ドル安でエネルギー・その他農畜産品堅調 金属軟調」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は、液体系エネルギー価格は続伸、その他農産品も続伸、非鉄金属を含む金属セクターは軟調な推移となった。
米CPIの年次改定はほとんど修正されなかったが、12月のCPIのみ小幅に下方修正されたことなどを材料に、ドルが軟調に推移したことがドル建て資産価格の押し上げ要因となった。
しかし、アトランタ連銀ボスティック総裁、ダラス連銀ローガン総裁ともに利下げに関しては慎重な姿勢を崩しておらず、ドル指数が低下したと言っても限定的な物に止まった。
原油はイスラエルがハマス殲滅まで戦闘行為を続けると発言、これに伴う供給不安が引き続き価格を押し上げている。また、米国の石油製品出荷は低迷しているものの、足下発表されている統計の改善が需要面の回復期待を強め、価格を押し上げている状況。
非鉄金属を含む工業金属セクター、貴金属セクターのうち工業金属の色彩が強いPGMは下落。最大消費国である中国の春節入りにより、買い手不在の状態であることが価格を下押ししている。
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