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景気循環系商品軟調
  • MRA商品市場レポート

2024年2月2日 第2642号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「景気循環系商品軟調」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、農産品セクターが引き続き堅調だったが、景気循環系商品と金属セクターは軟調な推移となった。

注目の米ISM製造業指数は1年3ヵ月振りの高水準となり、米景気の先行き楽観が広がったが、まだ閾値の50を下回っており製造業の景況感の改善には時間が掛かると見られたことや、米週間新規失業保険申請件数の増加などが需給緩和観測を強めたことが総じて価格を下押しした。

金属は中国勢が春節休みで不在となり、買い手不在の中で水準を切り下げている。

一方、株や貴金属などは、フォワードルッキングな統計の改善がある中でも、雇用市場の悪化が見込まれていることから「利下げが近い」との期待が広がったため、実質金利の低下やドル安進行が価格を押し上げる形となっている

FEDウォッチでは3月の利下げの可能性は38.0%(前日52.8%)と大幅に低下、5月の利下げ確率は59.6%(46.3%)と上昇している。


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