液体系エネルギーと農産品上昇 金属セクター弱い
- MRA商品市場レポート
2024年1月23日 第2634号 商品市況概況
◆昨日の商品市場（全体）の総括
「液体系エネルギーと農産品上昇 金属セクター弱い」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は、液体系エネルギー価格やその他農産品が上昇したが、発電燃料や金属セクターは総じて軟調な推移となった。
エネルギーも上がった、と言っても比較的高い水準を維持しながらもみ合っているという印象である。発電燃料の下落はエルニーニョ現象の影響による暖冬傾向の持続（局地的な寒波襲来はあるが）によるものだ。
今年は米金融政策動向が今後の景況感を占う上で重要であることは明らかで、それを受けて株価は一喜一憂している。
しかし、コモディティなどの商品は実際に現物がどれだけ動くかで需要や価格が決定するため、足下の景気減速見通しとそれに伴う経済活動の鈍化は、金利とは関係無く価格を下押ししやすい。
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