米統計改善によるドル高と冴えない中国統計で軟調
- MRA商品市場レポート
2024年1月18日 第2631号 商品市況概況
◆昨日の商品市場（全体）の総括
「米統計改善によるドル高と冴えない中国統計で軟調」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は、中東情勢不安と米統計改善を背景に原油価格が上昇、ドル高進行を背景に自国通貨建て商品価格は上昇したが、その他の商品は総じて軟調な推移となった。
昨日発表された米小売売上高が市場予想を上回る内容となり、米景気のソフトランディングが可能ではとの期待が高まる一方で、市場に広がっていた過度な利下げ期待が後退、金利上昇に伴うドル高が進行したこと、金利上昇に伴う株安が市場参加者のリスク選好を低下させたことが材料となった。
一方、同時に発表された中国の統計は個人消費や工業生産が景気循環の影響で回復していることが確認されたものの、不動産問題が根深いことを確認する内容であり、「景気底入れ期待はあるが、下振れリスクが大きい」ことを示唆する内容だったことも、特に工業金属価格の下押し要因となった（詳しくは有料レポートの「昨日のトピックス」をご参照ください）。
本日の見通し、昨日のセクター別動向と本日の見通し、マクロ見通しのリスクシナリオ、本日のMRA's Eye、主要ニュース／エネルギー・メタル関連ニュース／主要商品騰落率／主要指数／市場の詳細データPDFは、有料版「MRA商品市場レポート」にてご確認いただけます。
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