CONTENTSコンテンツ

【検査@シンガポール-その2】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

取りあえず病院に行ってみる
行くのは日本語が通じる総合病院だ。

別に、白い巨塔の話はしませんが
胸が苦しくて、息が苦しい旨伝える

「うーん。CTスキャンを撮りましょうか」

え?CT?
ちょっと胸が苦しいだけなんですけど?
生まれて初めての経験を、海外ですることに
CTなんて撮ったことないよ...

「あ、心配しないで下さい。レントゲン撮ったり
他の方法で調べるよりも、何かあったらすぐ分るからなので」

そうか...

ということで、指示にしたがい2階のCT撮影室に
あっという間に撮影は終り、「外で待つように」言われる

そのとき、読影室(っていうんでしたっけ?)のドアが開いていて
そこから今撮ったCTの映像が見える。
私、漏斗胸といって胸がヘコンでいるので
映像を見ると、初めてのCTでも「自分の胸の映像」って分るんですよね。

そしたら、それを見ていた女性技士が

「Oh, No, God... why ?」

みたいなこといってる(ブツブツいってるからよく聞こえない)
でも、私の胸の映像を口に手を当てていらつきながら見ている

「嗚呼、大変なことになっているんだ...」

と、心配していたところ、その技師が飛び出してきた

「ミスター新村、ドクターの所に行って。ドクターから結果が伝えられます」

この頃(今も?)英語のスキルがたいしたことなかったので
ちゃんと言っていること全てを聞き取れた訳じゃないが
先ほどの読影室の様子を見るに

「焦っている」

感じがありありと伝わってくる。

「嗚呼、タバコなんか吸うんじゃなかった」

と、心から思いました。
(続く)