【行きつけ】
- 新村ブログ《油売りのひとりごと》
行きつけていたカラオケスナックが
年内閉店の運びらしい
いろいろ理由はあると思うんだけれど
この数ヵ月、閉店する飲食店が飲食店が増えてきた
コロナの給付金が終了した影響があるんだろうな。
でも。
ここがなくなると、さあ次はどうしようかって思う。
昔、父親がよく私に
「仕事のリセットができる店を『いくつか』持っておくのは大事」
って言っていた。
私も学生の頃に父に教えてもらった居酒屋によく行っていたのだが
学生なのでリセット、っていうよりは
社会人の方々の話をたくさん聞くことができた
ある意味、仕事に疲れた会社員の方が
青臭い学生の話を聞いて、リセットしていたのかもしれません。
自分も、子供の頃からの目標だったロケット工学の研究者が
仮になれたとしても、本当に自分の一生の仕事か?
とやや疑問を持ち始めていた時でもあり
ここで聞いたこととか教えてもらったことが
今の仕事を選ぶ切っ掛けにもなりました。
そのほか、このお店で知り合った人が結婚したり
あるいは失恋した女性が常連さん達に慰めてもらったり
(実は私も慰めてもらったことあり(笑))
ゴルフに連れて行ってもらったりしたこともありました。
でも、この頃って携帯もメールもなかった時代なので
名刺はもらっていてもさすがに連絡することもなく
お店のマスターを通じてしかコミュニケーションが取れなかったため
このお店が閉店してからは、全くコンタクトが取れず
あの頃のコミュニティはなくなってしまった訳です。
皆さん、今、どこで何をしているんだろうか。
改めて思うが、飲食店ってのはドラマの舞台なんですね。
話を父親に戻すと
父親はもともとビール会社で営業をしていたせいか
飲食店の方々の気持ちをよく分かっていて
大学生の時に飲みに連れて行ってもらった時に
1件あたり30分くらいしか居ないんですよね
で、一晩で4軒くらい回る。
よくこんなことできるな、って思っていたけれど
「お店は残ることが大事」
とも言っていたことを今更ながら、なるほどなと思います。
行きつけのお店は今日明日でできる訳ではなく
やっぱり複数持っていて、短い時間でもいいから
お邪魔しなきゃダメなんだなと、思いつつ
肝臓の数値と血圧が上がっている現状において
そんなに開拓ができるのか?と
じっと手を見る11月8日
カラオケスナックのママに幸あれ。お世話になりました。
ということで、今日もよろしくお願いいたします!