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【表現力】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

しかし、期せずして文章を書くのが主な仕事になったが
小学校の頃から作文は大嫌いで
国語の授業も大嫌いだった。

中学生の頃の読書感想文。
夏休みに5冊とか7冊とか読まされたんですけど
路傍の石だったかな、あんまり面白くないよな
と思ってそのまま「面白くありませんでした」って書いたら
「小学生じゃないんだから本を読み直してください」
とのご指摘。

いやー

でも申し訳ないんですけど、文学作品ツラいんです。
恐らく、題材が重いうえに
あまりにも自分とかけ離れている状況に置かれた人を
題材にしていることから感情移入するのが難しいんだと思います。
多くの場合、表現力がすごいらしいんですけど
感情移入できないと、それもあんまり感じないんですよね...

と、思っている所で出会ったのが「エッセー」というジャンル。
深いところまで突っ込まず、さらりと目の前にあることとか
思ったことをまとめているもの。
特に東海林さだおさんのエッセーなんて、涙ものだ。
この表現力。

なるほど、やっぱり身近な材料で自分が
感情移入できる題材であればちゃんと読める訳か。

コロナ前に知り合った、渡邊裕子さんという米国在住の方の記事は
ちゃんと感情移入できる。
11月の大統領選挙とか、人種差別問題など過去の映画作品を引き合いに
非常に華麗な仕上がりになっている。

最近、行き詰まった時の現実逃避先である
「サイゼリヤについて」熱く語っているマッシさんのNoteも
読んでいてサイゼリヤに行きたくなるし、これ読むと
昼ご飯はサイゼリヤ以外に行きたくなくなる。
(https://note.com/massi311283/)

では、彼らの作品と、文学作品の違いは何か?
やはり自分の生活と題材の距離感の問題なんだろうな。

そうか。

私の書いてるレポートも
もっと感情移入できる内容にすれば読まれるのか。表現力か。
感想文、路傍の石はつまらない、って書いてるようじゃダメなんだな。
もっと身近にならなきゃいけないんですな...
いや、そもそも内容がなけりゃ話にならないんですけど。

って、どうするんだ?
ムハンマド皇太子なんて別に身近じゃないし
アルカイダやタリバンも同じだよ。

結局、まずは「整理されて分りやすいこと」が大事っていう
この類いの原稿を書くときには気をつけなければならない基本に
立ち返る必要がある、ってことですね。
明日からも頑張ります。