【すじこ】
- 新村ブログ《油売りのひとりごと》
週末にカミさんに頼まれた食材を買いに出かけた
1人で外出するのは息抜きになるからか
気を使ってくれているのか
あるいは両方か
よくわからないけれど、久しぶりに食材を買いに
で。
行った先は近所のスーパーですが
いやぁ、コロナのとき以降
不要不急のスーパー立ち寄りはしてなかったんですが
久し振りに行くと食材の種類が変わっていて
いくら季節性がなくなったといってもやはり日本を感じます
ということで、魚介のコーナーに行ったところ
「この季節だけ!」
という広告とともに、生のすじこを発見した。
おぉ...すじこってスーパーで売っているやつは
もっと赤くて、塩に漬かってるやつしか見たことなくて
しょっぱくてスキじゃなかったんですが
生のすじこを見るのは、個人的には初めてかもしれない
ということで衝動買い。
江戸前の旬とかでは、今の時期しか食べれなくて
1年分、下処理をして冷凍し、1年間解凍しながら使うらしい
上手く作れるのかな、これ。
昔、実家にいたときは母親がデカい瓶に
いくらのしょうゆ漬けを作ってくれていたが
正直、苦くて好きじゃなかった。
出汁はしみ込んでいて、いくらはパンパンに膨らんでいるんだけど
何がダメなんだろうか。
ということで、自宅でやってみました。
まずは塩水の中にすじこを裂けている側からつけてほぐす。
40度にしてください、40度は水を火にかけて
フツフツとし始めるぐらいです、的な説明が書いてあったが
今の我が家は給湯温度を調節できるので助かる。
で。
ぬるま湯の中でほぐし始めますが
いくらがつぶれてしまいそうで怖い
かなり力を入れても大丈夫です、と書いてあるけど
直に触っていると、絶対ムリムリ。
と、思い優しく剥がしてみるが全く剥がせない
ということで、意を決し、指を立てて力強くほぐすとほぐれた
確かに説明通り、破けませんね...
この作業を3~4回、塩水の中で行い
余分な皮や膜を取り除いて下処理は終わった。
いや、思ったよりも簡単でした。
やっぱり、給湯器が温度調整できるのが本当に助かった。
後は、これを調味液に漬けて完成。
調味液は酒:醤油:みりん=1:1:1
とあった。但し酒は火にかけて「煮切り」にするようにとある
なるほど...昔のいくらはひょっとしたら酒が抜け切れていなかったのかも
ということで、煮切りにして
酒:醤油:みりん:出汁醤油(3倍)=3:2:2:1
の比率にしてみました。
さ、あとで漬け込もう。
美味しかったら毎年やろう。