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【般若心経のネタを読み返す】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

すみません、今日も新しい読者の方のため(超押しつけがましい)
過去の名作を、追記もしながら再掲載しようと思います。
新たな発見があるもんですねぇ...

この前カミさんとフランス料理店に行った。
子供ができると外食できず、更にはコロナの影響で
今まで通りレストランに行くのもなんとなく躊躇われるが
子供ナシの夫婦2人のときってのは
今から思うと結構貴重な時間ですよね...

と、いうことを15年経って初めて気がつくわけですが
この時に行ったのは高田馬場のラミティエというお店
(https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13004131/)

15年も経ってるのでもう公表してもいいでしょう。

で、この時に隣に面白い客がいた。

何がおもしろいって、会話が面白かったんですが。
訳ありの女の人が男友達を誘って付き合わせている、というシチュエーション。

あまりに面白かったので今日はそのやり取りをすこし公開する。
因みに女の人はなぜか若干切れ気味である。
ほとんど同じタイミングでお店に入ったので
すでに飲んでいる、という感じではなかったんですけどね。

女 「私最近般若心経に凝ってるの」
男 「...は?般若心経って?」
女 「バカね、般若波羅蜜多心~ってあれよ」

男は明らかに「そんなものは知っているが、何故般若心経が
デートのこの局面で出てくるのか?を聞きたかった」様子
でも女性が訳あり状態なのでぐっとこらえて。

男 「ふーん。俺はあんまり詳しく知らないなぁ。仏教?」
女 「そんなに知らないなら家に来なさいよ。教えてあげるから」
男 「今ここで教えてよ」
女 「バカね。ここで教えられるわけないじゃないの。家じゃなきゃダメよ」
男 「前、お前ん家行ったとき、そんな話でなかったじゃん」
女 「あの時はなかったの!だから家に来なさいよ。教えてあげるから」
男 「ふーん。あの時はなかったんだ」

うーむ。般若心経を使って男を口説いているのか?
もしそうなら凄いテクニックであるが
でもそれでついていく男は、自分が女だったら、嫌だ。
これを読んでいて「使えるかも」と思った読者の方は
大きな勘違いですので、念の為。

しかし、15年の時を経て改めて読んでみると
これって普通に考えて新興宗教の勧誘にしか聞こえない。
更に、前に彼女の家に行ったときにそんな話にはならなかった
という彼の発言を考慮すると、このタイミングでは
彼女はまだ入信していなかったものと思われる。

あるいは、前回、彼がお邪魔した時に
何と言いましょうかそれなりの関係になったことにより
女性側がマウントポジションを取れる立ち位置になったため
本来の目的である「勧誘」を仕掛けているとも取れますね。

いや、昔の雑感も読み返してみると違う考察が出てきますよ。
で、この話は別の方向に発展し、まだまだ続くことになる
(続く)