テレビ東京「モーニングサテライト」に新村が出演しました。
- メディア出演
モーニングサテライトでの解説終了しました。
本日はOPECの減産動向についてですが、原稿を週末に上げ、減産期限の延長判断を6月のOPEC総会まで持ち越す、という話をする予定ですが昨日の段階でそれが決定されてしまいました。
判断持ち越しの背景は、OPECプラスの意思決定に大きな影響を及ぼす、サウジとロシアのスタンスに微妙な差があるためです。
公表されていませんが、ロシアは45ドル程度（ウラル原油ベース）、サウジは80ドル程度を想定価格としているため、ロシアは無理に減産しないでもよく、サウジは価格維持のために減産する必要が出てきているということです。
今後についてはOPEC諸国の政情不安や米国の制裁が供給に影響を及ぼすため、「景気減速下での原油価格上昇」が起きるリスクがあります。その場合、価格高騰後に大きく調整する可能性があると見ています。