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【イカ先物】
  • 新村ブログ《油売りのひとりごと》

この前、高校の頃の友人で
結構手広く魚屋をやっている友人が

「冷凍イカの価格が変動して困ってる。
 そういえば新村って、そういう類の仕事してなかったっけ?」

と、聞かれた。
冷凍イカ。少なくとも聞いたことはないが
自分の記憶でうっすらと残っているのは
ブラックタイガーの先物だ。

でも、これってできるんじゃないだろうか?
昔から言われている「マグロのデリバティブ」ができない理由は
標準物の設定が難しいことや
冷凍保存を前提にしていないからである。
彼と話をしてみたところ、冷凍していれば
そんなに品質が落ちるわけではどうもなさそうだ

となると

1.標準物が設定できるし
2.冷凍できるので腐らないし
3.倉庫の保管費用と、金利、手数料を加えれば
冷凍イカ先物の理論値は算出できるし

ということで、売り手と買い手が存在すれば
夢の魚類先物市場が作れるかもしれない。
品質の差は標準物対比のスプレッドを付けることで解決できるし

多分間違ってないよな...
これができたら水産業も業績が安定するんじゃないか?
でも、冷凍イカ市場ってどれぐらいの規模なんだ?
あ、でも電気料金が固定にならないと難しいな。
あ、ここで電力先物とか、発電燃料の固定化が効いてくるな...

と、思いがけず大きな市場になるかもしれないぞ。
ならないですかそうですか...