【行け!行け!川口浩】
- 新村ブログ《油売りのひとりごと》
この前、実家にあるDVD、どんなのあったかなと
ちょっと見に行ったら
「川口浩の探検隊シリーズ」
のDVDを発見した。
いやぁ...これ、私が小学校2年生ぐらいの頃に
超、見ていた番組ですよ。
嘉門達夫が売れたのも、この番組がきっかけだ
「地底の底!アイスランド地底大洞穴ギャオ]
とか
「フィリピンパラワン島奥地に幻の原始猿人バーゴンを追え!!」
とか、もうね、興奮ものの番組ばかりですよ。
そもそも川口浩が何者だか全く知らないが
どうも有名な探検家だと思っていて
この番組には一切のやらせがない
というか、テレビでやっているものはすべて本当で
やらせ、という言葉を知らなかった頃の番組である
そういえば、夏休みの宿題の旅行日記の中に
黒四ダムを見た時の感想で
「このダムの上から、バーゴンが飛び降りたらどうなるんだろうか」
と、書いて、お袋にこっぴどく怒られ、書き直しをさせられたなぁ...
こっちはやらせだと思っていないので
バーゴンの話を書いて怒られる理由が全く分からなかったんですが
親からすれば、まぁそうですわな。
ということで持って帰ってきてみたんですが
うーーーーーーーーーん。
なんと手が込んでいない内容。
今これを流しても、だれも本当の話だとは思うまい。
しかし、ナレーション力がこの番組を支えていることが分かった
例えば
「我々はその洞窟の入り口に立った瞬間
何やら底知れぬ恐怖を感じた。
これは人間が容易に立ち入ることのできない聖域に
チャレンジしようとする我々を
それを上回る強い意志で阻もうとする
洞窟の奥に巣食うと言われる魔人の意思か。
その我々の心のかすかな怯えを見透かすかのように
洞窟の前の横たわる海は、いつにもまして荒れているように見えた」
という感じ。
いや、洞窟に入ろうと思ったら
ちょっと波が高くて「どうやってはいろっかなー」と
思った瞬間のコメントがこんな感じだ。どんだけ盛ってんの。
という状態で、後は嘉門達夫の歌にあるように
洞窟の中でヘビが襲ってくるが
確かに尻尾から落ちてきたり
罠にかかった、ガイドの現地人がニッコリしていたりと
突っ込みどころ満載である。
でも、家族はこれっぽっちも興味を示さない
子供はゲーム、カミさんは洗濯に行ってしまった
え、俺だけしか楽しくないのか!?
こうやって父さんの居場所はなくなっていくのですよ。
ということで、せっかく買ったんですが
この前ブックオフで売っちゃいました...
で、どんなお話があったかを一覧にしているサイトがありました。
私が評論家・コラムニストとして尊敬する
J君もブラック徒然で紹介してましたよ
さすがJ君、切れてます。コラムはかくあるべきです。
ちなみに私が絵日記で書いた黒四ダムの下りは
ネタバレ編に画像が掲載されてますので、よかったら。