米中市場休場で様子見も原油以外は軟調
- MRA商品市場レポート
2026年2月17日 第3166号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「米中市場休場で様子見も原油以外は軟調」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は、米中市場が休場の中、動意薄い展開となったが、エネルギーは上昇、発電燃料は下落、金属セクターは貴金属・工業金属とも下落した。米国市場が休場ではあるが、オープンしていた米株先物が上昇→下落したことで、金属セクターはこれをフォローする動き。
エネルギーセクターは、投機の対象となりやすい原油市場はイランがホルムズ海峡付近で軍事練習を始めたとの報道を受けて高止まりした。かつて、ホルムズ海峡の封鎖が強く意識されたのはアフマディネジャド大統領がホルムズ海峡でミサイル発射訓練を行った2011年~2012年頃である。
この頃、ホルムズ海峡からオマーン湾、インド洋北部にかけての広大な海域でミサイル発射や海峡封鎖を想定した演習を実施していた。
この時アフマディネジャド大統領は、「欧米が原油輸出に制裁を課すなら、ホルムズ海峡を封鎖して一滴の原油も通過させない」とかなり明確に海峡封鎖について言及している。今回の原油価格上昇は、この頃のイランの行動を想起させるものであり、心理的にもショートポジションの形成を阻むため、原油価格の押し上げ要因となる。
昨日は米中市場休場で動意が薄かったが、Q425の日本のGDPが発表された。GDP成長は前期比年率+0.2%(市場予想+1.6%、前期▲2.6%)と前期からは回復したものの市場予想を大幅に下回った。前期▲8.2%と大幅なマイナスとなった住宅投資が+4.8%と回復したものの、個人消費が+0.1%(+0.1%、+0.4%)と減速、設備投資も+0.2%(+0.6%、▲0.3%)と低迷、輸出も関税の影響で低迷したことが影響したとみられる。
先行きに関しては、個人消費や設備投資の回復が期待される一方、関税の影響による米国向けの輸出、中国の訪日外国人客数の減少などの下振れリスクは多く、結果、緩やかな回復に留まると予想される。
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