CONTENTSコンテンツ

米国市場休場でまちまち トランプ大統領就任
  • MRA商品市場レポート

2025年1月21日 第2892号 商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「米国市場休場でまちまち トランプ大統領就任」

【昨日の市場動向総括】

金曜日の商品市場は、米国市場が休場の中、ポジション調整的な取引で高安まちまちとなった。下落が顕著だったのが駅体験燃料であり、年初からの価格上昇を受けて利益確定の動きが出たと考えられる。

トランプ大統領が就任、公言していた関税引き上げは初日は見送られるとの報道を受けて金利が低下、ドル安が進行したことが広くドル建て資産価格を押し上げる形となった。

トランプ大統領は宣言した通り、大統領就任直後に100の大統領令に署名するとしている。これは過去に例を見ない本数の多さである。独裁、と誹る人も多いだろう。

しかし、実の所バイデン大統領も就任直後に、トランプ政権の政策を大統領令で覆しているためお互い様である。米国は善悪二元論になりがちであるため、このようなことが起きる。

この20年ほどの歴史を振り返ると、Twitter(現X)普及に象徴されるSNSの普及がよりこの傾向を強めたと考えられる。

分かりやすい短文、自分と興味が同じ投稿をしている投稿が、人口知能によって表示され、自身と同じポリシーを持つ集団が形成されやすく、「自分は正しく相手は間違えている」という二元論に陥りやすい。そしてその考えを相手に強要しがちだ。

これはバイデン政権のときも同じである。言葉を換えると米国は民主至上主義に陥っているとも言える(大多数を取った人が正しく、その他の意見は正しくないとする考え方)。

そして問題は大統領選が4年に1回行われることだ。


本日の見通し、昨日のセクター別動向と本日の見通し、マクロ見通しのリスクシナリオ、本日のMRA's Eye、主要ニュース/エネルギー・メタル関連ニュース/主要商品騰落率/主要指数/市場の詳細データPDFは、有料版「MRA商品市場レポート」にてご確認いただけます。
【MRA商品市場レポート】について