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高安まちまち

2024年12月30日 第2877号(簡易版)商品市況概況

◆昨日の商品市場(全体)の総括


「高安まちまち」

【昨日の市場動向総括】

昨日の商品市場は、休日入りしている市場参加者が多く、薄商いの中高安まちまちとなった。原油はイスラエルのイエメンに対する攻撃激化を受けた、ペルシャ湾近辺の航行への懸念や、ドル安進行が価格を押し上げた。

また、欧州天然ガスはロシアとウクライナのガス供給を巡る契約終了観測を背景に大幅に上昇。「今年は暖冬」とみられていたが欧州は気温が低下する見通しであり、欧州のガス価格は上昇、JKMも水準を切り上げた。

米天然ガスは限月交代の影響で期近が大幅に下落したが、その他のゾーンは全て上昇している。

非鉄金属は中国の景気への懸念から下落。鉄鋼製品、原料も下落した。貴金属は金属セクター全体が売られる流れで下落。金は実質金利の上昇が更に価格を下押し、PGMは株の急落が価格を下押しした。

方向性が出るのは1月2日の新年度オープニングから。来週も市場はオープンしているが、非常に神経質な展開になるだろう。


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