主要市場休場で方向感出難く
- MRA商品市場レポート
2024年12月26日 第2875号(簡易版)商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「主要市場休場で方向感出難く」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は、クリスマスということもあり、主要市場の殆どが休場だった。しかし、数少ないオープンしている市場では小幅な上昇となる商品が目立った。
あえて材料を見つけるとすれば、先日ニュースが流れた中国の大規模な経済対策期待や、株が売られすぎの反動から買い戻されていることぐらいだろうか。さすがに市場は閑散であり、方向性が出るのは年明け2日以降となる。
トランプ次期大統領の発言やタカ派に転じたFRBの動向を受けて市場は右往左往していたが、現在は「手掛かり材料待ち」の状態といえる。その観点では、大晦日に発表される中国のPMIや、年明け早々に発表される米ISM製造業指数、ISM非製造業指数などへの注目度は高い。
中国製造業PMIは50.3(前月50.3)、非製造業PMIは50.2(50.0)横這い~小幅な改善が見込まれている。
米ISM製造業指数は48.2(48.4)と悪化見込みであり、FRBの高金利政策継続や、トランプ関税の影響で貿易に悪影響が出ることを意識していると考えられる。
一方、関税の影響を受けないISM非製造業指数は53.5(52.1)と改善見込みだ。現在、サービス業の景況感の改善とサービス価格の上昇が続いているため、この統計を受けて当面FRBは利下げを先送りすると予想される。
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