原油・貴金属安い
- MRA商品市場レポート
2024年11月21日 第2850号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「原油・貴金属安い」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は、エネルギーや非鉄金属の一角、貴金属が金を除いて下落したが、その他農産品は上昇したものが目立った。
ロシアとウクライナを巡る対立が激化しており、昨日は英国製のミサイルがロシア攻撃に使用されたと報じられる中、地政学的リスクの高まりが金や、ロシアが主要生産国である商品の価格を押し上げているものの、それも目先は一巡、ドル高が進行したことで調整売り圧力が強まる商品が目立った。
基本、11月はファンドの決算期末であり、保有ポジションに解消売り圧力が強まりやすい(逆にショートポジションを保有しているファンドは買い戻しを入れるが、現物を保有しないファンドはまずは買いから入りやすい)。
また、12月FOMCで利下げが見送られる可能性があること、トランプ政権誕生観測を背景とする動きも見られるが、まだ何も起きている訳ではないこと、景気はまだ減速方向にあるという見立てを変更するまでには至らないこと、からテクニカルに価格は下押しされやすい地合にある。
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