パ議長発言を受けたドル高で原油・貴金属下落もその他は高い
- MRA商品市場レポート
2024年10月1日 第2813号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「パ議長発言を受けたドル高で原油・貴金属下落もその他は高い」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は中国製造業PMIや鉄鋼業PMIの改善を受けて金属セクターが比較的堅調さを維持したが、原油などの液体系エネルギーはパウエル発言を受けたドル高進行が価格を下押し、ガスを含む発電燃料はイスラエルの周辺諸国攻撃激化による供給不安で上昇した。
現在の市場の関心時は、以下に集中している。
・中国の経済対策がどこまで踏み込んだものになるか
・FRBの利下げペースは次回▲50bpなのか
・イスラエルはどこまで攻撃を激化させ、イランはこれに反撃するのか
・石破政権解散後の日本の金融・財政政策の行方
市場の関心時の中に日本発の材料が入っていることに隔世の感があるが、今のところ石破政権の金融・財政政策は「市場からは」余り評価されていない。これを現実路線に修正できるかどうかがポイントだったが、早期解散を決定したため、実質的にこの1ヵ月間は「何も変わらない」ことになる。
選挙結果によっては、自民党が下野する可能性もあり、11月以降の日本の政治・経済の動向不透明になってきた。
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