米統計改善・ドル高進行で米連休を控え軟調
- MRA商品市場レポート
2024年9月2日 第2792号 商品市況概況
◆昨日の商品市場(全体)の総括
「米統計改善・ドル高進行で米連休を控え軟調」
【昨日の市場動向総括】
昨日の商品市場は、穀物・その他農産品セクターと、発電燃料が物色されたが、エネルギーや非鉄金属などは水準を切り下げる動きとなった。
注目の米個人消費・支出が市場予想通りの良好な内容となり、インフレ率見通しも穏やか、シカゴPMIも50を下回りながらも改善したことなどが米景気ヘの楽観を強め、過度な利下げ期待が後退するなかでドル高が進行したことで、これまで修正的に買われて来た商品をファイナンシャルな面で下押しする形となった。
穀物セクターの上昇は、週末が3連休となるためこれまで積み上がったショートの買い戻しが入ったことによるものと考えられる。
今後の市場の関心時は引き続き米景気とそれに伴う金融政策動向であり、来週多数発表される重要統計(雇用統計、ISM製造業指数、ISM非製造業指数など)に加え、ベージュブックの内容に注目が集まることになりそうだ。
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