【(再)長生きクラブ-最終回】
- 新村ブログ《油売りのひとりごと》
すみません、諸般の事情で過去の雑感のリバイバルを掲載してますが
恐らく好評の?「(再)長生きクラブシリーズ」最終回です。
「宜しくお願いします」
といわれたら
「あなたに宜しくお願いされる筋合いはない」
と、ピシリというべきだったのではなかろうか...
と、小さなことにもイラッとする状態になってきたので、睡眠を開始。
朝凄い早い便だったのでひたすら寝た。
で、恐らく結構良い夢見てたと思うんですが、突如
ドドドドーン
と凄い地響き。
相当ビックリして目覚めると、もう着陸していた。
気流が悪かったのか、パイロットがなれていなかったかのせいで着陸時に
大きく機体はジャンプした。
飛行機に乗ることが多い私もちょっとビックリした。
当然、周りの老人は皆、ビックリしている。
そしてその後口々に
「ああ、ビックリした。死ぬかと思った」
「私も死ぬかと思ったよ」
「長生きしたいからなぁ」
そう。彼らは皆、長生きクラブ、なのだ。
その後、飛行機を降りるに際し、機内に入るときと同じ議論がなされていた。
「早く降ろせッ!!俺は老人だ」
「さっき若いやつが先に降りて行ったぞ」
「あれは上のクラスの席のやつだよ」
「なるほど」
「でも、俺よりも若かったぞ」
「それは高い料金を払ったからだよ」
「金さえ払えば、何をしてもいいのか(いや、別にそうは言ってませんが...)」
「そう、世の中、金・金・金だっ!」
「そう、高い金払っていると、年齢に関係なく降りるのも先!
預けた荷物が出てくるのも先! なんだッ!」
「全く世の中狂ってる」
いや...だからですね。高いお金を払っているから、
サービスがいいんですよ。
多分、安い値段を払っていてサービスよくされている若者をみたら
あなたたちもっと納得いかないでしょ?
高いお金払って、荷物が後から出てきたら絶対文句言うでしょ?
ふぅ。
飛行機で移動するだけですっかり疲れてしまった。
降りるとき山田さんが「お疲れ様でした」と挨拶してくれたが、
このおかげで更になんだか疲れてしまったよ。
後で調べたら長生きクラブは日本各地にあるらしい。
1つぐらいで十分なんじゃないか?
皆こんななんだろうか?
みんな、そんなクラブに入らないでも長生きですヨ。多分。
(終わり)